サントリービバレッジ&フード(2587)を徹底解説!株価・配当・株主優待・将来性を初心者向けに紹介

「BOSS」「サントリー天然水」「伊右衛門」「GREEN DA・KA・RA」など、私たちの身近にある飲料を数多く展開しているのがサントリービバレッジ&フードです。

以前は「サントリー食品インターナショナル」という社名で知られていましたが、現在は「サントリービバレッジ&フード株式会社」となっています。

今回は、証券コード2587のサントリービバレッジ&フードについて、基本情報から現在の株価、配当金、株主優待、業績、将来性まで初心者にも分かりやすく解説します。


サントリービバレッジ&フード(2587)とは?

サントリービバレッジ&フードは、国内外で飲料・食品事業を展開する企業です。

日本では「サントリー天然水」「BOSS」「伊右衛門」など、非常に知名度の高いブランドを持っています。

海外でも「Oasis」「Lucozade」「Schweppes」「TEA+」などを展開しており、世界約70カ国で事業を行っています。

2025年12月期の連結売上収益は1兆7,154億円、従業員数は約2万2,700人となっています。(サントリーホールディングス|水と生きる SUNTORY⁠Attachment.png)

基本情報

項目内容
会社名サントリービバレッジ&フード株式会社
証券コード2587
市場東証プライム
業種食料品
決算月12月
上場東京証券取引所
単元株数100株
事業内容国内・海外の飲料・食品事業
本社東京都港区
上場日2013年7月3日

同社の1単元は100株です。株主総会の議決権基準日は12月31日、中間配当を行う場合の基準日は6月30日となっています。(サントリーホールディングス|水と生きる SUNTORY⁠Attachment.png)


サントリービバレッジ&フードの現在の株価

2026年10月6日の終値は、

4,513円

でした。

同日の株価データでは、時価総額は約1兆3,945億円、PERは約15.7倍、PBRは約1.03倍となっています。(株探⁠Attachment.png)

最新の株価情報

項目数値
株価4,513円
PER約15.7倍
PBR約1.03倍
配当利回り約2.66%
時価総額約1.39兆円
1単元100株
最低購入金額約45.1万円

※株価などは2026年10月6日時点。株価は日々変動します。(株探⁠Attachment.png)

100株購入する場合、単純計算で約45万円の資金が必要になります。

「株主優待目的で少額から始めたい」という初心者にとっては、決して安い銘柄ではありません。

一方で、世界的な飲料ブランドを数多く保有していることから、長期保有を検討する投資家にとっては注目しやすい銘柄です。


サントリービバレッジ&フードの主力商品

サントリービバレッジ&フードの大きな魅力は、日常生活の中で実際に商品を目にする機会が多いことです。

代表的なブランドには、

  • サントリー天然水
  • BOSS
  • 伊右衛門
  • GREEN DA・KA・RA
  • サントリー烏龍茶
  • 特茶
  • クラフトボス
  • ペプシ
  • C.C.レモン

などがあります。

特に「サントリー天然水」は国内清涼飲料市場で長年高い販売実績を持つブランドです。

また、BOSSは缶コーヒーだけでなく「クラフトボス」などにも商品ラインアップを広げています。

同社によると、サントリー天然水ブランドは年間1億4,000万ケース、BOSSは年間9,600万ケース、伊右衛門は年間5,500万ケースを販売しています。(サントリーホールディングス|水と生きる SUNTORY⁠Attachment.png)


サントリービバレッジ&フードの株主優待はある?

株主優待を目的に株式投資をする人にとって、ここは重要なポイントです。

結論からいうと、

サントリービバレッジ&フードに株主優待はありません。

公式サイトでも「株主優待を実施していない」と明記されています。(サントリーホールディングス|水と生きる SUNTORY⁠Attachment.png)

つまり、100株保有してもサントリーの商品がもらえるといった株主優待制度はありません。

サントリーの商品が好きな人にとっては少し残念ですが、その代わり同社は配当による株主還元を重視しています。


サントリービバレッジ&フードの配当金

サントリービバレッジ&フードは、株主優待ではなく配当金を中心とした株主還元を行っています。

2026年12月期の年間配当予想は、

1株あたり120円

です。

中間配当60円、期末配当60円の年間120円が予想されています。(サントリーホールディングス|水と生きる SUNTORY⁠Attachment.png)

同社は、連結配当性向40%以上を目安に、利益成長による安定的な増配を目指す方針を掲げています。(サントリーホールディングス|水と生きる SUNTORY⁠Attachment.png)

過去の年間配当

年度年間配当
2020年78円
2021年78円
2022年80円
2023年80円
2024年120円
2025年120円
2026年予想120円

長期的に見ると、78円から80円、そして120円へと配当水準を引き上げてきたことが分かります。(サントリーホールディングス|水と生きる SUNTORY⁠Attachment.png)


配当金を初心者向けにシミュレーション

では、100株保有した場合、どれくらい配当金を受け取れるのでしょうか。

2026年12月期の年間配当予想120円で計算します。

100株の場合

120円 × 100株

= 年間12,000円

となります。

税引前なので、実際の受取額は課税口座の場合これより少なくなります。

500株の場合

120円 × 500株

= 年間60,000円

1,000株の場合

120円 × 1,000株

= 年間120,000円

となります。

もちろん、配当金は将来減額される可能性もあるため、「120円が永久に保証されている」と考えるのは危険です。

2026年の業績はどうなっている?

2026年12月期の第2四半期では、売上収益が前年同期比11.6%増の8,999億円となりました。

一方、営業利益は740億円で前年同期比3.0%増、親会社の所有者に帰属する中間利益は421億円で2.3%増でした。

売上の伸びに対して利益の伸びがやや小さい点には注意が必要です。原材料費や物流費、マーケティング費用などの上昇が利益を圧迫する可能性があります。(Yahoo!ファイナンス⁠Attachment.png)

飲料メーカーの場合、原材料価格、容器・包装資材、物流費、エネルギー価格などの影響を受けやすいため、今後も利益率の推移を確認したいところです。


サントリービバレッジ&フードの強み

① ブランド力が非常に強い

最大の魅力は、やはりブランド力でしょう。

「BOSS」「天然水」「伊右衛門」など、消費者が商品名を認識して購入するブランドを多数保有しています。

飲料は一度購入して気に入ってもらえると、繰り返し購入につながりやすい商品です。


② 自動販売機など強力な販売網

同社はスーパーやコンビニだけでなく、全国で約30万台以上の自動販売機を通じた販売網を構築しています。(サントリーホールディングス|水と生きる SUNTORY⁠Attachment.png)

「商品を作る力」だけではなく、「商品を消費者へ届ける力」も同社の強みといえます。


③ 海外展開

日本国内だけに依存していないこともポイントです。

世界約70カ国で事業を展開しており、海外ブランドも多数保有しています。(サントリーホールディングス|水と生きる SUNTORY⁠Attachment.png)

日本は人口減少が進んでいるため、長期的には国内飲料市場だけで大幅な成長を続けるのは簡単ではありません。

そのため、海外市場で成長できるかどうかは、今後の重要なポイントになります。


サントリービバレッジ&フードの注意点

魅力の多い会社ですが、投資する前に注意点も確認しておきましょう。

株主優待がない

優待株を探している人には向いていません。

サントリーの商品をもらえる株主優待も現在はありません。

原材料・物流コストの影響

飲料メーカーは原材料、容器、物流、エネルギーなどのコスト上昇によって利益率が低下する可能性があります。

実際、2026年上期も売上の大幅増加に対して利益の伸びは限定的でした。(Yahoo!ファイナンス⁠Attachment.png)

株価が安い銘柄ではない

株価4,513円の場合、100株購入には約45万円必要です。

初心者が一度に大きな金額を投資する場合は、購入時期を分散するなどの方法も検討したいところです。

サントリービバレッジ&フードはNISAと相性がいい?

長期保有を前提とするのであれば、NISAでの投資を検討する価値があります。

例えば100株保有すると、2026年予想配当120円なら年間12,000円の配当金です。

これを長期間受け取り続けることを考えると、配当への税金を抑えられるNISAのメリットを活用できる可能性があります。

ただし、NISAだから損をしないわけではありません。

株価が下落する可能性もあるため、

「有名企業だから安心」ではなく、株価・業績・配当のバランスを確認して投資する

ことが大切です。

サントリービバレッジ&フードの将来性

サントリービバレッジ&フードは、今後も「ブランド力」「海外展開」「商品開発」の3点が成長のカギになりそうです。

特に飲料市場では、健康志向、無糖飲料、機能性飲料、コーヒー、エナジードリンクなど、消費者ニーズが変化しています。

「伊右衛門 特茶」のような健康関連商品や、BOSS、天然水などの既存ブランドをさらに成長させられるかが重要です。

また、日本市場だけでなく海外市場をどこまで成長させられるかも長期投資ではチェックしたいポイントです。


まとめ|サントリービバレッジ&フード(2587)はどんな株?

最後に今回の内容をまとめます。

項目評価・内容
知名度◎
ブランド力◎
海外展開◎
株主優待なし
配当年120円予想
配当利回り約2.66%
PER約15.7倍
PBR約1.03倍
株価4,513円
最低投資額約45万円
NISA長期保有なら検討価値あり

サントリービバレッジ&フードは、「株主優待を楽しむ銘柄」というより、有名ブランドを多数持つ飲料メーカーの成長と配当を狙う銘柄と考えると分かりやすいでしょう。

株主優待はありませんが、年間120円の配当予想があり、配当利回りは約2.66%です。

一方で、飲料市場は国内人口減少や原材料・物流費の上昇などの影響も受けます。

そのため、購入を検討する場合は「サントリーだから安心」と考えるのではなく、今後の売上・営業利益・配当・海外事業の成長を継続的に確認することが重要です。

「BOSSや天然水など、身近なブランドを持つ企業を長期的に応援しながら配当も受け取りたい」

という投資家にとって、サントリービバレッジ&フード(2587)はチェックしておきたい銘柄の一つです。

※本記事の株価・PER・PBR・配当利回りなどは2026年10月6日時点の情報です。投資判断を行う際は、最新の決算資料や株価をご確認ください。

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