はじめに
「景気に左右されにくい企業へ投資したい」
「配当をもらいながら長期保有したい」
そんな方に注目されているのが、日本鋳鉄管(5612)です。
普段はあまり目にすることがありませんが、日本鋳鉄管は私たちの生活に欠かせない「水道管」を製造している老舗メーカーです。全国の水道インフラを支えており、地震に強い耐震型ダクタイル鉄管にも力を入れています。
この記事では、日本鋳鉄管の基本情報から株価、配当金、株主優待、将来性まで初心者にも分かりやすく解説します。
日本鋳鉄管(5612)の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 日本鋳鉄管株式会社 |
| 証券コード | 5612 |
| 市場 | 東証スタンダード |
| 業種 | 鉄鋼 |
| 設立 | 1937年 |
| 事業内容 | ダクタイル鉄管・水道関連製品の製造販売 |
| 主力製品 | 水道管・耐震管・管路製品 |
日本鋳鉄管は、水道インフラ向けのダクタイル鋳鉄管を中心に事業を展開しています。
水道管は一度設置すると数十年使われますが、全国では老朽化が進んでおり、更新需要が今後も期待されています。
また、耐震性能の高い製品にも強みがあり、防災・減災関連銘柄としても注目されています。(トレーダーズ・ウェブ)
現在の株価
2026年7月下旬時点の株価は約1,560円となっています。(野村証券引用)
100株単位で購入できるため、
約15万~16万円程度
から投資を始められます。
初心者でも比較的購入しやすい価格帯と言えるでしょう。
配当金
日本鋳鉄管は配当を実施している企業です。
2026年3月期実績
- 年間配当:25円
- 配当利回り:約1.6%(株価により変動)(トレーダーズ・ウェブ
)
配当シミュレーション
株価1,560円で100株購入した場合
投資金額
約156,000円
年間配当金
25円×100株=2,500円
税引前で年間2,500円の配当金を受け取ることができます。
大きな高配当株ではありませんが、インフラ関連企業らしく安定した配当を期待する投資家もいます。
株主優待はある?
2026年7月時点では、
株主優待は実施されていません。 (みんかぶ)
そのため、日本鋳鉄管は
- 配当金
- 株価の成長
の2つで利益を狙う銘柄になります。
日本鋳鉄管の強み
① 水道インフラはなくならない
日本全国で水道は毎日使われています。
景気が悪くなっても水道は必要不可欠。
そのため事業が急激になくなる可能性は低いと言えます。
② 老朽化した水道管の更新需要
日本では高度経済成長期に整備された水道管が老朽化しています。
耐用年数を超える設備も増えており、今後数十年にわたり更新工事が続くと予想されています。
これは日本鋳鉄管にとって追い風となる可能性があります。
③ 耐震化需要
近年は地震対策として
- 耐震水道管
- 強靭なインフラ
への投資が全国で進んでいます。
耐震型ダクタイル鉄管は日本鋳鉄管の得意分野であり、防災関連としても期待されています。(トレーダーズ・ウェブ)
業績のポイント
近年は原材料価格やエネルギー価格の影響を受けやすく、業績は年度によって変動があります。
一方で、水道インフラ更新需要という中長期のテーマがあるため、短期的な業績だけでなく長期目線で見る投資家も少なくありません。(Yahoo!ファイナンス)
投資するメリット
安定需要がある
生活インフラを支える企業なので需要がなくなりにくい。
国のインフラ投資の恩恵
老朽化対策や防災投資の恩恵を受ける可能性があります。
割安感
PBRが1倍を下回る水準で推移する場面もあり、資産価値との比較で割安と見る投資家もいます。(株探)
デメリット
株価が大きく伸びるタイプではない
IT企業のような急成長は期待しにくいでしょう。
原材料価格の影響
鉄鋼価格やエネルギー価格の上昇は利益を圧迫する可能性があります。
配当利回りは高くない
高配当株を重視する人には物足りない場合があります。
どんな人におすすめ?
日本鋳鉄管は次のような人に向いています。
- インフラ関連企業へ投資したい
- 長期保有を考えている
- 景気に左右されにくい企業を探している
- 防災関連銘柄に興味がある
逆に、
「高配当を重視したい」
「株主優待が欲しい」
という人には他の銘柄も比較検討すると良いでしょう。
今後の注目ポイント
投資する際には以下の点をチェックしておきましょう。
- 水道管更新需要の拡大
- 耐震化工事の進捗
- 原材料価格の推移
- 新しい配当方針
- 決算内容
これらが株価に影響を与える可能性があります。
まとめ
日本鋳鉄管(5612)は、水道インフラを支える歴史ある企業です。
派手な成長株ではありませんが、日本全国で老朽化した水道管の更新や耐震化需要という長期的なテーマを持っており、景気に左右されにくい事業が魅力です。
一方で、現時点では株主優待はなく、配当利回りも高配当株ほどではありません。そのため、「安定したインフラ企業へ長期投資したい」という方に向いている銘柄と言えるでしょう。
今後は決算内容や配当方針、水道インフラ関連の政策動向などを確認しながら、中長期で企業価値がどのように変化していくかを見守ることが大切です。
