【OATアグリオ(4979)】株主優待と配当金が魅力!農薬・肥料で世界の食料生産を支える注目銘柄を徹底解説

農業関連株に興味がある方に紹介したい銘柄が、東証スタンダード市場に上場している OATアグリオ(4979) です。

OATアグリオは、農薬や肥料、植物の成長を促進する資材などを開発・販売している企業です。

普段の生活ではあまり社名を聞く機会がないかもしれませんが、農作物を病害虫から守ったり、野菜や果物の生育を助けたりする技術を持っています。

今回は、OATアグリオの会社概要、事業内容、株価、配当金、株主優待、今後の成長性について、株式投資初心者にも分かりやすく解説します。

1.OATアグリオの基本情報

まずは、OATアグリオの基本情報を確認しておきましょう。

項目内容
会社名OATアグリオ株式会社
証券コード4979
上場市場東証スタンダード
業種化学
設立2010年9月28日
本社東京都千代田区
決算月12月
事業内容農薬・肥料の研究開発、製造、販売
単元株数100株

OATアグリオは、2010年に大塚化学のアグリテクノ事業部が独立する形で設立された企業です。

2014年には東京証券取引所に上場しました。

農薬だけでなく、肥料や栽培技術など幅広い分野を手掛けていることが特徴です。

2.OATアグリオの主な事業内容

OATアグリオの事業は、大きく分けて3つの分野があります。

① 農薬関連事業

農薬関連事業では、農作物を害虫や病気から守るための製品を開発・販売しています。

主な製品には、次のようなものがあります。

  • オンコル:殺虫剤
  • オリオン:殺虫剤
  • オーシャイン:殺菌剤
  • ダニサラバ:殺ダニ剤
  • ショウチノスケ:殺菌剤

農業では、害虫や病気によって作物が大きな被害を受けることがあります。

こうした被害を防ぎ、農作物の品質や収穫量を維持するために農薬は重要な役割を果たしています。

また、農薬は新しい製品を開発して販売するまでに長い期間と多額の研究開発費が必要です。

そのため、独自の技術や製品を持つことが企業の競争力につながります。

② 肥料・施肥灌水関連事業

OATアグリオの強みの一つが、肥料と栽培技術です。

特に注目したいのが、水耕栽培向けの肥料です。

水耕栽培とは、土を使わず、水に溶かした肥料などを利用して植物を育てる方法です。

同社の「OATハウス肥料シリーズ」は、水耕栽培分野で高いシェアを持ち、大規模な植物工場から家庭向けまで幅広く利用されています。

さらに、養液土耕栽培システムも展開しています。

これは、作物に必要な水と肥料を適切な量だけ自動的に供給する仕組みです。

農作業の省力化や収穫量の向上、肥料や水の無駄を減らす効果が期待できます。

農業従事者の減少や人手不足が課題となる中、こうした技術は今後も重要になるでしょう。

③ バイオスティミュラント事業

今後の成長分野として注目したいのが、バイオスティミュラントです。

少し聞き慣れない言葉ですが、簡単に説明すると、植物が本来持っている力を引き出し、生育を助ける資材や技術のことです。

例えば、次のような効果が期待されています。

  • 高温や低温などの環境ストレスへの対応
  • 植物の成長促進
  • 作物の品質向上
  • 病害虫などへの抵抗力を高める働き

地球温暖化による気温上昇や異常気象は、世界の農業にとって大きな課題です。

こうした環境変化に対応する技術として、バイオスティミュラント市場の拡大が期待されています。

OATアグリオは、この分野にも積極的に取り組んでいます。

3.OATアグリオの現在の株価・投資指標

2026年11月2日時点の株価情報を紹介します。

項目数値
株価2,859円
PER約11.9倍
PBR約1.36倍
配当利回り約2.10%
予想年間配当60円
時価総額約316億円
単元株数100株
最低購入金額285,900円

※株価や投資指標は変動します。11月3日は祝日のため、直近の取引日である11月2日の情報を掲載しています。

最低購入金額はいくら?

OATアグリオの株式は100株単位で購入できます。

株価2,859円で計算すると、

2,859円×100株=285,900円

となります。

約29万円の資金があれば、100株を購入できる計算です。

なお、実際には証券会社の売買手数料などが発生する場合があります。

PER・PBRは割安?

PERは約11.9倍、PBRは約1.36倍です。

PERは会社の利益に対して株価が何倍になっているかを示す指標で、PBRは会社の純資産に対して株価が何倍になっているかを示します。

一般的には、PERやPBRが低いほど割安と判断されることがあります。

ただし、同業他社との比較や業績の成長性も重要です。

数字だけで割安と判断せず、今後の利益成長も確認しておきましょう。

4.OATアグリオの配当金

OATアグリオは株主への利益還元として配当金を実施しています。

2026年12月期の年間配当予想は、1株当たり60円です。

株数ごとの配当金をシミュレーションしてみましょう。

保有株数年間配当金(税引前)
100株6,000円
200株12,000円
300株18,000円
500株30,000円
1,000株60,000円

100株を保有した場合、年間6,000円の配当金を受け取れる計算です。

また、株価2,859円を基準にすると、配当利回りは約2.10%になります。

配当金には通常、約20.315%の税金がかかります。

そのため、特定口座などで100株を保有した場合、税引後の受取額は年間約4,781円が目安です。

一方、新NISA口座で保有している場合は、配当金の受取方式など所定の条件を満たせば国内課税が非課税になります。

※配当金は会社の業績や経営判断によって変更される可能性があります。

5.OATアグリオの株主優待

OATアグリオの魅力の一つが、株主優待制度です。

株主優待の権利確定月は12月末です。

100株以上を保有する株主を対象に、自社グループ商品やフラワーギフト券などから選べる優待が用意されています。

100株以上でもらえる株主優待

次の中から1品を選択できます。

優待内容相当額・内容
自社グループ商品2,500円相当
フラワーギフト券2,000円相当
りんごジュース1,000ml×2本
オレンジジュース720ml×1本
夕張メロンピュアゼリー6個入り
くまもとのデコポンゼリー6個入り

自社グループ商品には家庭園芸用の肥料や植物活力材、切り花栄養剤などがあります。

園芸が好きな方や、花や植物を育てている方にはうれしい優待ですね。

また、ジュースやゼリーなどの食品を選ぶこともできるため、園芸をしない方でも楽しめます。

長期保有株主にはQUOカードも!

さらに、OATアグリオには長期保有株主向けのQUOカード優待があります。

継続保有期間QUOカード
1年以上3年未満1,000円相当
3年以上3,000円相当

対象は100株以上の株主です。

同一株主番号で所定の期間、継続して株主名簿に記載されていることなどが条件となります。

つまり、100株を長期間保有することで、通常の選択式優待に加えてQUOカードも受け取れる仕組みです。

※優待内容や継続保有条件は変更される場合があります。購入前に必ず会社の最新の株主優待案内を確認してください。

6.配当金と株主優待を合わせたお得度をシミュレーション

それでは、100株を購入して保有した場合、どのくらいのメリットがあるのでしょうか。

株価2,859円、年間配当60円、通常優待を2,500円相当の商品と仮定して計算します。

項目金額
100株購入金額285,900円
年間配当金(税引前)6,000円
株主優待2,500円相当
合計8,500円相当

年間8,500円相当の還元が期待できる計算です。

総合利回りは、

8,500円÷285,900円×100=約2.97%

となります。

さらに、1年以上3年未満の長期保有ではQUOカード1,000円相当が追加されるため、年間合計は9,500円相当、総合利回りは約3.32%です。

3年以上保有した場合はQUOカードが3,000円相当となり、年間合計11,500円相当、総合利回りは約4.02%になります。

※株価や配当が変わらず、優待条件を満たした場合の単純計算です。QUOカードは長期保有による追加分であり、初年度から受け取れるものではありません。また、優待品の実際の価値は選択内容によって異なります。

7.OATアグリオの業績と今後の成長性

OATアグリオの将来性を考えるうえで、農業を取り巻く環境は重要です。

世界的な人口増加や食料需要の拡大に加え、農業従事者の減少、気候変動など、農業にはさまざまな課題があります。

こうした課題を解決するためには、農薬や肥料だけでなく、効率的な栽培技術も必要です。

OATアグリオは、これらの分野を幅広く手掛けている点が強みです。

2026年12月期中間決算は増収増益

2026年8月に発表された中間決算では、次のような実績となりました。

項目2026年中間期
売上高約195億円
売上高前年同期比+13.6%
営業利益約35億円
営業利益前年同期比+28.8%
中間純利益約24億円
中間純利益前年同期比+33.9%

売上高だけでなく、営業利益や純利益も前年同期から増加しています。

特に利益の伸びが売上高の伸びを上回っている点は注目したいところです。

今後も農薬や肥料、バイオスティミュラント事業の成長が続くかどうか、次回の決算発表にも注目しましょう。

海外市場にも期待

OATアグリオは国内だけでなく、海外にも事業を展開しています。

2025年12月期の海外売上高比率は約72%とされており、海外市場が重要な収益基盤になっています。

海外では農業の大規模化や食料需要の増加などを背景に、農薬や肥料、栽培技術への需要が期待できます。

国内市場だけに依存しない事業構造は、今後の成長を考えるうえで注目したいポイントです。

8.OATアグリオに投資するメリット・デメリット

最後に、投資する際のメリットと注意点を整理しておきましょう。

メリット

  • 農薬・肥料という農業に欠かせない分野を手掛けている
  • 水耕栽培向け肥料など独自の強みがある
  • バイオスティミュラントという成長分野に取り組んでいる
  • 海外売上高比率が高く、海外市場の成長を取り込める
  • 配当金に加えて株主優待も楽しめる
  • 長期保有でQUOカードが追加される

デメリット・注意点

  • 農業の状況や天候によって製品需要が変動する可能性がある
  • 原材料価格や為替の影響を受ける
  • 農薬の研究開発には長い期間と費用が必要
  • 海外事業の拡大には為替や各国の規制などのリスクがある
  • 株価の下落によって配当金や優待以上の損失が発生する可能性がある

特に農薬メーカーは、各国の農薬登録制度や安全性に関する規制の影響を受けます。

また、配当金や株主優待は将来にわたって保証されているものではありません。

9.まとめ:OATアグリオは長期保有も検討したい農業関連株

OATアグリオ(4979)は、農薬・肥料・バイオスティミュラントという農業に欠かせない分野を手掛ける企業です。

今回紹介したポイントをまとめると、次のとおりです。

  • 株価:2,859円(2026年11月2日)
  • 最低購入金額:約285,900円
  • 予想年間配当:1株60円
  • 予想配当利回り:約2.10%
  • 株主優待:100株以上で選択式の優待品
  • 長期保有優待:QUOカード1,000円または3,000円相当
  • 権利確定月:12月

OATアグリオは、単に農薬を販売するだけでなく、肥料や栽培システム、植物の成長を助ける技術まで幅広く展開している企業です。

世界的な食料需要の拡大や気候変動への対応などを考えると、今後の農業関連市場で活躍する可能性があります。

配当金と株主優待を受け取りながら長期保有を検討したい方にとって、チェックしておきたい銘柄の一つといえるでしょう。

ただし、投資する際には最新の決算内容や株価、配当方針を確認し、自分の投資目的に合っているか判断することが大切です。

※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の株式の購入を推奨するものではありません。株式投資には元本割れのリスクがあります。

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