セコム(9735)を徹底解説!株価・配当金・株主優待・将来性を初心者向けに紹介

「セコム」と聞くと、家庭や企業の防犯システムを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

セコム株式会社は、日本を代表する警備・セキュリティ企業の一つです。

しかし、セコムの事業は警備だけではありません。

防災、医療、保険、情報通信など、「安全・安心」に関わる幅広い分野へ事業を展開しています。

今回は、そんなセコム(9735)について、現在の株価、配当金、株主優待、事業内容、将来性などを株式投資初心者にも分かりやすく解説します。


セコム(9735)の基本情報

まずはセコムの基本情報を確認してみましょう。

項目内容
会社名セコム株式会社
証券コード9735
上場市場東証プライム
業種サービス業
単元株数100株
株主優待あり
配当年2回
株主優待基準日3月31日
中間配当基準日9月30日
期末配当基準日3月31日

セコムは東証プライム市場に上場している大型企業です。

2024年10月には普通株式1株を2株に分割しており、現在の配当金などは株式分割後の株数を基準に表示されています。(セコム⁠Attachment.png)


セコムの現在の株価は?

2026年9月10日時点のセコムの株価は、約6,300円です。

9月10日の株価情報では、前日終値が6,282円、当日の現在値が6,305円となっています。

また、時価総額は約2兆9,419億円、PERは約23.6倍、PBRは約1.91倍、配当利回りは約1.90%となっています。(株探⁠Attachment.png)

※株価は日々変動するため、ブログ掲載時には最新株価を確認することをおすすめします。

100株購入するにはいくら必要?

セコムは100株が単元株です。

仮に株価を6,300円とすると、

6,300円×100株=63万円

となります。

つまり、セコム株を100株購入するには、おおよそ63万円程度の資金が必要です。

決して「少額から購入できる株」とはいえませんが、その一方で、100株保有することで株主優待の対象になります。


セコムはどんな会社?

セコムの最大の特徴は、警備サービスを中心に「安全・安心」を提供していることです。

代表的なのが、家庭や企業向けのセキュリティサービスです。

建物にセンサーなどを設置し、異常が発生した場合に監視センターへ情報を送信することで、必要に応じて対応する仕組みなどを提供しています。

企業向けでは、

  • オフィス
  • 店舗
  • 工場
  • 金融機関
  • 商業施設

など、さまざまな場所でセキュリティサービスが利用されています。

さらに、セコムは警備以外の分野にも事業を展開しています。

医療関連サービスや保険、情報通信など、「安全・安心」というテーマと関連性の高い分野を幅広く手掛けています。

そのため、単純に「警備会社」と考えるよりも、社会の安全を支える総合サービス企業として考えると分かりやすいでしょう。


セコムの強みは「ストック型ビジネス」

セコムを投資先として考える場合、注目したいポイントの一つが継続的な契約です。

警備サービスでは、一度契約した顧客が長期間サービスを利用するケースがあります。

もちろんすべての契約が永久に続くわけではありませんが、新規契約を獲得しながら既存顧客から継続的に収益を得る仕組みを構築できる点は大きな特徴です。

一般的に、このような継続課金型のビジネスは、単発販売型のビジネスと比較して売上を予測しやすいというメリットがあります。

セコムのような警備サービスは、景気が悪くなったからといって「防犯をやめよう」と簡単には考えにくいサービスでもあります。

この点は、セコムの安定性を考えるうえで重要です。


セコムの株主優待がすごい!

セコムには株主優待があります。

しかも、一般的なQUOカードなどではなく、防災備蓄品がもらえるのが特徴です。

2026年度の株主優待は、保有株数と継続保有期間によって内容が変わります。(セコム⁠Attachment.png)

保有株数3年未満3年以上
100株以上3,000円相当3,000円相当
200株以上8,500円相当10,000円相当
400株以上16,000円相当21,000円相当
600株以上22,500~27,000円相当30,000~38,000円相当
800株以上30,000~38,000円相当40,000~50,000円相当

※2026年度の制度。優待内容は変更される場合があります。(セコム⁠Attachment.png)

100株の場合は3,000円相当の防災備蓄品が基本となります。

3年以上継続保有すると、対象商品の選択肢が広がり、保有株数によっては優待額もアップします。


100株でもらえる株主優待は?

100株以上保有の場合、2026年度は3,000円相当の防災備蓄品が対象です。

3年以上継続保有している場合、

  • 携帯用防災ポーチ
  • 非常食セット

などから選択できる仕組みになっています。(セコム⁠Attachment.png)

セコムらしい、非常にユニークな株主優待といえるでしょう。

株主優待目的で保有する場合は、「何がもらえるのか」だけでなく、継続保有期間の条件にも注意が必要です。


株主優待の権利確定日は?

セコムの株主優待基準日は、毎年3月31日です。

優待を受け取るためには、原則として権利付き最終日までに株式を購入しておく必要があります。

また、3年以上継続保有の判定には、3月31日だけではなく9月30日も含めた株主名簿への継続記録が利用されます。

同一株主番号で7回以上連続して記録されることが3年以上保有の条件です。(セコム⁠Attachment.png)

証券会社の変更や口座区分の変更などによって株主番号が変わる場合があるため、長期保有を考えている人は注意しましょう。


セコムの配当金は?

セコムは株主への利益還元にも力を入れています。

会社は、安定的かつ継続的な利益配分を基本方針としており、配当は中間配当と期末配当の年2回が基本です。(セコム⁠Attachment.png)

過去の年間配当金を見ると、

  • 2022年3月期:90円
  • 2023年3月期:92.5円
  • 2024年3月期:95円
  • 2025年3月期:97.5円
  • 2026年3月期:100円
  • 2027年3月期予想:120円

と増配傾向になっています。(セコム⁠Attachment.png)

2027年3月期の年間配当予想は120円です。


セコム株を100株保有した場合の配当金シミュレーション

仮に年間配当金が120円だった場合、

120円×100株=12,000円

となります。

税金を考慮する前なら、年間12,000円の配当金です。

さらに100株保有では3,000円相当の株主優待があります。

単純に合計すると、

配当12,000円+優待3,000円相当=15,000円相当

となります。

ただし、これは「配当金と優待を単純に合計した場合」の数字です。

株主優待には現金と同じように自由に使えるわけではないため、優待価値は人によって異なります。


セコム株を500株保有したら?

例えば株価を6,300円として500株購入すると、

6,300円×500株=315万円

程度になります。

年間配当120円と仮定すると、

120円×500株=60,000円

の年間配当です。

さらに400株以上の保有では、2026年度の株主優待として、3年未満なら16,000円相当、3年以上なら21,000円相当の防災備蓄品が対象になります。(セコム⁠Attachment.png)

ただし、優待目的だけで株数を増やす場合には注意が必要です。

400株から600株、800株と買い増すほど必要資金も大きくなるため、優待額だけでなく、配当利回りや株価変動リスクも考える必要があります。


セコム株の魅力

セコムの魅力をまとめると、次のようになります。

① 安定感のある大型企業

セコムは時価総額約3兆円規模の大型企業です。

警備・セキュリティという社会に必要とされやすい事業を中心としていることも特徴です。

② 継続収益が期待できる

セキュリティサービスは契約を継続して利用してもらうビジネスモデルです。

そのため、長期的な収益基盤を構築しやすい点が強みです。

③ 増配傾向

年間配当金は長期的に増加しており、2027年3月期は120円が予想されています。(セコム⁠Attachment.png)

④ 株主優待がユニーク

セコムの株主優待は防災備蓄品です。

食品や防災用品など、実生活で役立つ可能性がある商品を受け取れる点は魅力です。

⑤ 防災需要との相性が良い

日本では地震、台風、大雨などの自然災害が発生する可能性があります。

そのため、防災意識が高まることは、セコムの防災関連サービスとの相性が良いと考えられます。

セコム株の注意点

一方で、注意しておきたいポイントもあります。

まず、株価は6,000円台で推移しているため、100株購入するだけでも60万円以上の資金が必要です。

株価が下落すれば、配当金や株主優待以上の含み損が発生する可能性もあります。

また、PERは約23.6倍、PBRは約1.91倍となっており、単純に「割安株」と判断するのは難しい水準です。(株探⁠Attachment.png)

さらに、警備業界では人件費や人手不足なども重要なテーマになります。

セキュリティ技術の高度化やAI・デジタル技術の活用によって、今後どのように収益性を高めていくのかも注目したいところです。


セコムは長期保有向き?

セコムは、短期的な株価上昇だけを狙う投資よりも、配当金を受け取りながら長期的に保有する投資と相性を考えやすい銘柄です。

特に、

「安定した企業に投資したい」

「配当金を受け取りたい」

「株主優待も楽しみたい」

「防災やセキュリティ関連企業に投資したい」

という人は、候補の一つとして検討しやすいでしょう。

一方で、株主優待だけを目的に購入する場合は、必要な投資金額が大きい点に注意してください。


まとめ:セコム(9735)は「安全・安心」を支える大型株

セコム(9735)は、日本を代表するセキュリティ企業です。

警備サービスを中心に、防災、医療、保険、情報通信などへ事業を展開しています。

2026年9月10日時点の株価は約6,300円で、100株購入する場合は約63万円が必要です。(株探⁠Attachment.png)

一方で、2027年3月期の年間配当は120円が予想されており、100株なら年間12,000円の配当金が期待できます。(セコム⁠Attachment.png)

さらに、100株以上の株主には3,000円相当の防災備蓄品が用意されています。

セコムは、派手な成長株というよりも、社会に必要とされるサービスを提供しながら、配当や株主優待も楽しみたい投資家に注目されやすい銘柄です。

「防犯」「防災」「高齢化」「安全・安心」といったテーマは今後も重要性が高まる可能性があります。

株価だけを見るのではなく、配当金、株主優待、事業の安定性、今後の成長性を総合的に確認しながら、長期投資の候補として検討したい銘柄といえるでしょう。

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