「清水建設ってどんな会社?」
「清水建設の株は買う価値がある?」
「配当金や株主優待はもらえるの?」
そんな疑問を持っている方に向けて、今回は清水建設(証券コード:1803)を初心者向けに徹底解説します。
清水建設は、日本を代表する大手ゼネコンの一つです。
建物や道路、都市開発など、私たちの生活に欠かせない社会インフラを支えている企業であり、株式投資の世界でも注目されている銘柄です。
特に近年は業績の改善や株主還元の強化が進んでおり、「建設株+配当株」という視点からチェックしておきたい企業の一つです。
清水建設(1803)の基本情報
まずは清水建設の基本情報を確認してみましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 清水建設株式会社 |
| 証券コード | 1803 |
| 市場 | 東証プライム |
| 業種 | 建設業 |
| 創業 | 1804年 |
| 本社 | 東京都中央区 |
| 売買単位 | 100株 |
| 決算期 | 3月 |
| 株主優待 | あり |
| 予想年間配当 | 77円 |
| 配当利回り | 約3.2% |
清水建設は1804年創業という非常に長い歴史を持つ企業です。
建設工事を中心に、建築・土木だけでなく、開発事業などにも取り組んでいます。
「清水建設」という名前を聞くと、ビルやマンションを建てる会社というイメージが強いかもしれません。
しかし実際には、オフィスビル、商業施設、病院、学校、研究施設、道路、トンネルなど、幅広い建設事業を手掛けています。
清水建設の現在の株価は?
2026年8月28日時点では、清水建設の株価は2,400円前後で推移しています。
直近では8月27日の終値が2,418円でした。8月28日午前には2,385円前後で推移しており、日々の株価は変動しています。(Yahoo!ファイナンス)
また、2026年の年初来高値は3,618円、年初来安値は2,178円となっており、かなり値動きのある銘柄であることが分かります。(Yahoo!ファイナンス)
仮に株価を2,400円として考えると、
100株=約24万円
が投資金額の目安になります。
ただし、清水建設の株主優待をもらうためには100株では足りません。
この点は後ほど詳しく説明します。
清水建設はどんな会社?
清水建設を理解するうえで重要なのが、「ゼネコン」という言葉です。
ゼネコンとは、簡単にいうと大規模な建設工事をまとめる会社です。
例えば大きなビルを建設する場合、建物の設計から工事、さまざまな専門業者との調整まで、多くの仕事が必要になります。
清水建設は、そのような大規模プロジェクトを総合的に管理する役割を担っています。
建築だけでなく土木にも強みがあり、都市開発やインフラ関連など幅広い分野で事業を展開しています。
そのため、景気だけではなく、
・都市再開発
・インフラ更新
・老朽化した建物の建て替え
・大型施設の建設
・防災・減災需要
など、長期的な社会需要も業績に影響します。
清水建設の業績はどうなっている?
清水建設の2026年3月期は、業績が大きく改善しました。
連結売上高は約1兆5,895億円となり、前期の約1兆5,015億円から増加。
営業利益も前期の約440億円から約843億円へ大幅に増加しています。(東京証券取引所)
営業利益が大幅に増加したことは、株主にとって重要なポイントです。
売上高が増えるだけではなく、「本業でどれだけ利益を稼げるようになったのか」が重要だからです。
さらに2027年3月期についても、会社は年間配当77円を予想しています。(シムズ)
2026年7月30日に発表された第1四半期決算でも、売上高は前年同期比9.3%増の4,828億円、営業利益は11.8%増の193億円となりました。(Yahoo!ファイナンス)
今後も建設需要や採算改善が続くかどうかが、清水建設の株価を考えるうえで重要になります。
清水建設の配当金は?
清水建設株の魅力の一つが配当金です。
2026年3月期の年間配当は1株72円でした。
そして2027年3月期は、年間77円が予想されています。(Yahoo!ファイナンス)
過去の配当を見ると、
| 年度 | 年間配当 |
|---|---|
| 2022年3月期 | 23円 |
| 2023年3月期 | 21円 |
| 2024年3月期 | 20円 |
| 2025年3月期 | 38円 |
| 2026年3月期 | 72円 |
| 2027年3月期予想 | 77円 |
となっています。(Yahoo!ファイナンス)
特に注目したいのが、ここ数年の配当金の増加です。
2024年3月期の20円から、2027年3月期予想では77円まで増加しています。
もちろん、今後も同じペースで増配するとは限りません。
しかし、株主還元を重視する投資家にとってはチェックしておきたいポイントです。
配当利回りは約3%
株価を2,400円、年間配当を77円として計算すると、
77円 ÷ 2,400円 × 100 = 約3.2%
となります。
実際の市場データでも、2026年8月27日時点の予想配当利回りは約3.18%となっています。(銘柄スカウター)
例えば100株保有すると、
77円 × 100株=年間7,700円
の配当金が期待できます。
ただし、実際に受け取る配当金は税引前の金額です。
NISA口座で保有している場合は、配当金の受取方法などの条件を満たせば非課税にできます。
清水建設の株主優待はある?
清水建設には株主優待があります。
ただし、初心者が注意したいポイントがあります。
100株では株主優待をもらえません。
株主優待の対象となるのは、3月31日時点で1,000株以上を保有している株主です。(シムズ)
2026年3月期の株主優待では、清水建設の東京木工場で製作された木製グッズなどが用意されています。
1,000株以上5,000株未満の場合は、
・干支柄コースター
・スマホスタンド
などから1点を選択できます。
また、商品ではなく社会貢献活動団体への寄付を選択することもできます。(シムズ)
5,000株以上、10,000株以上になると選択できる木製グッズの種類が増えます。
清水建設らしい、非常にユニークな株主優待と言えるでしょう。
株主優待をもらうにはいくら必要?
ここは初心者にとって重要です。
仮に株価を2,400円とすると、
1,000株=約240万円
です。
つまり、株主優待目的だけで清水建設株を購入する場合、100株株主向けの優待銘柄と比べてかなり大きな投資資金が必要になります。
そのため清水建設は、
「株主優待が欲しいから買う」
というより、
「配当金を受け取りながら、長期的に企業の成長にも期待する」
という考え方のほうが向いている銘柄と言えるでしょう。
清水建設の配当金シミュレーション
ここで実際にどのくらい配当金がもらえるのか計算してみましょう。
年間配当77円で計算します。
100株の場合
77円 × 100株
=7,700円
年間7,700円の配当金です。
500株の場合
77円 × 500株
=38,500円
年間38,500円です。
1,000株の場合
77円 × 1,000株
=77,000円
年間77,000円です。
1,000株保有すれば株主優待の対象にもなります。
ただし、実際の配当金額は会社の業績や配当方針によって変更される可能性があります。
清水建設の株価指標は割高?
株価を評価するときには、PERやPBRもチェックしておきましょう。
2026年8月27日時点では、PERは約9.9倍、PBRは約1.6倍とされています。(銘柄スカウター)
PERは「株価が利益の何倍まで買われているか」を見る指標です。
一般的にはPERが低いほど割安、高いほど割高と判断する材料になります。
ただし、業種によって適正水準は違います。
そのため、
「PER10倍だから絶対に割安」
とは考えないようにしましょう。
建設業の場合は、受注環境、資材価格、人件費、工事採算なども業績に大きく影響します。
清水建設株の魅力
清水建設株の魅力をまとめると、主に5つあります。
① 日本を代表する大手ゼネコン
1804年創業という長い歴史を持ち、建築・土木など幅広い分野で事業を展開しています。
② 業績が大きく改善している
2026年3月期は営業利益が約843億円となり、前期の約440億円から大きく増加しました。(東京証券取引所)
③ 配当金が増えている
2026年3月期は年間72円、2027年3月期は77円が予想されています。(シムズ)
④ 配当利回りが約3%台
2026年8月時点では予想配当利回りが約3.2%となっており、配当株としても注目できます。(銘柄スカウター)
⑤ 株主優待がユニーク
1,000株以上保有すると、清水建設の東京木工場で製作された木製グッズなどを選択できます。(シムズ)
清水建設株の注意点
一方で、投資する前に注意しておきたいポイントもあります。
まず建設会社なので、資材価格や人件費の上昇が利益を圧迫する可能性があります。
また、大型工事では工事期間が長くなるため、採算管理も非常に重要です。
さらに建設株は、景気や金利、公共投資、民間設備投資などの影響も受けます。
株価についても、2026年は年初来高値3,618円から安値2,178円まで動いており、決して値動きが小さい銘柄ではありません。(Yahoo!ファイナンス)
そのため、短期的な株価だけを見て売買するのではなく、
「業績」「受注」「利益率」「配当」「株主還元」
を総合的に確認することが大切です。
清水建設はどんな投資家に向いている?
清水建設は、次のような人に向いている銘柄だと考えられます。
・大手企業に長期投資したい
・建設株に興味がある
・配当金を受け取りながら投資したい
・今後のインフラ需要に期待している
・株主還元を重視したい
・日本の大型株をポートフォリオに加えたい
一方で、
「株主優待を少ない資金で楽しみたい」
という人には、1,000株以上という条件があるため、ややハードルが高いでしょう。
まとめ|清水建設は「配当+成長」に注目したい建設株
今回は清水建設(1803)について詳しく紹介しました。
清水建設は1804年創業の歴史ある大手ゼネコンで、建築・土木・開発など幅広い事業を展開しています。
2026年3月期は売上高約1兆5,895億円、営業利益約843億円と業績が大きく改善しました。(東京証券取引所)
さらに2027年3月期の年間配当は77円が予想されており、現在の株価水準では配当利回りが約3%台となっています。(シムズ)
株主優待については1,000株以上が対象で、清水建設らしい木製グッズなどを選択できます。
ただし、株価は大きく変動する可能性があり、配当金も将来にわたって保証されているものではありません。
清水建設への投資を検討するなら、
「大手ゼネコンとしての安定性」 「今後の業績成長」 「配当金」 「株主還元」 「建設コストの上昇」
といったポイントを総合的に確認することが重要です。
「株主優待だけを狙う銘柄」というよりも、長期保有を前提に配当金を受け取りながら企業の成長を狙う銘柄としてチェックしておきたい一社です。
※本記事は清水建設株の投資判断を推奨するものではありません。株価、業績、配当、株主優待などの情報は変更される場合があります。投資を行う際は、最新のIR資料などを確認したうえで、ご自身の判断で行ってください。
