「大林組の株は今から買っても大丈夫?」「配当金はいくらもらえる?」「株主優待はあるの?」
大林組(証券コード:1802)は、日本を代表する総合建設会社、いわゆる「スーパーゼネコン」の一社です。大型ビルやマンション、工場、インフラ、海外建設など幅広い事業を手がけており、安定した事業基盤と近年の積極的な株主還元が注目されています。
この記事では、株式投資初心者の方にも分かりやすく、大林組の基本情報、現在の株価水準、配当金、株主優待、今後の成長性や投資する際の注意点まで徹底解説します。
※株価などの数値は2026年8月26日時点で確認できる情報を参考にしています。株価は日々変動するため、実際の購入前には最新情報を確認してください。
大林組(1802)の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社大林組 |
| 証券コード | 1802 |
| 上場市場 | 東証プライム |
| 業種 | 建設業 |
| 決算期 | 3月 |
| 主な事業 | 国内建設、海外建設、不動産、都市開発など |
| 株主優待 | なし |
| 配当方針 | DOE(自己資本配当率)5%程度を目安 |
| 年間配当予想 | 1株94円(2027年3月期予想) |
大林組は1892年創業という長い歴史を持つ総合建設会社です。国内の大型建築工事だけでなく、道路や鉄道などの土木工事、海外事業、不動産事業なども展開しています。
建設業というと「景気が悪くなると厳しそう」と感じるかもしれません。しかし大林組のような大手ゼネコンは、民間企業の建設需要だけでなく、再開発、インフラ更新、データセンター、工場建設など、幅広い需要を取り込める点が強みです。
大林組の現在の株価は?
2026年8月26日時点で確認できる大林組の株価は、おおむね2,900円~3,000円台で推移しています。
直近の株価情報では、8月25日の終値は3,011円となっており、その後の取引では2,900円台後半での値動きも見られます。株価は毎日変動するため、「今いくらか」を証券会社などで確認してから購入することが大切です。(Yahoo!ファイナンス)
仮に株価を3,000円として計算すると、100株購入に必要な資金は以下のようになります。
3,000円×100株=30万円
日本株は通常100株単位で購入するため、大林組への投資を始めるには約30万円程度の資金が目安になります。
大林組の配当金はいくら?
配当投資をする人にとって、大林組の大きな魅力の一つが株主還元です。
2027年3月期の会社予想では、年間配当金は1株あたり94円となっています。
100株を保有した場合の年間配当金を単純計算すると、
94円×100株=年間9,400円
となります。
例えば株価3,000円で100株購入した場合、投資額は約30万円です。年間配当金が9,400円なら、単純計算の配当利回りは約3.1%です。
もちろん、配当金には通常税金がかかります。また、配当金は会社の業績や経営方針によって将来変更される可能性があります。
大林組の配当実績を見ると、2023年3月期の42円から、2024年3月期75円、2025年3月期81円、2026年3月期88円へと増加しています。そして2027年3月期は94円が予想されています。近年は増配傾向が続いている点が注目ポイントです。(Yahoo!ファイナンス)
配当金を長期保有でシミュレーション
それでは、100株を保有した場合を簡単にシミュレーションしてみましょう。
年間配当金が94円×100株=9,400円と仮定します。
- 1年間保有:約9,400円
- 5年間保有:約4万7,000円
- 10年間保有:約9万4,000円
これは「配当金が10年間ずっと同じ94円だった場合」の単純計算です。
実際には、将来増配される可能性もあれば減配される可能性もあります。また、税金も考慮していません。
ただし、近年の大林組は長期安定配当を重視しており、普通配当についてDOE5%程度を目安とする方針を掲げています。さらに会社は自己株式取得による追加還元も進める方針を示しています。(大林組)
大林組に株主優待はある?
結論からいうと、現在の大林組には株主優待制度はありません。
大林組の公式IR情報でも、現在は株主優待制度を実施していないと明記されています。(大林組)
そのため、「食事券が欲しい」「QUOカードが欲しい」といった優待目的の投資家には向いていません。
一方で大林組は、株主優待ではなく、
配当金+自己株式取得
といった形で株主への還元を重視しています。
優待株は楽しい反面、優待制度が変更・廃止される可能性があります。大林組の場合は、優待ではなく現金による株主還元を期待する銘柄と考えると分かりやすいでしょう。
大林組の業績と成長性
大林組が手がける建設事業には、大型再開発や都市開発、工場、データセンター、インフラ更新など、多くのビジネスチャンスがあります。
近年は国内建設需要が底堅く推移する中、採算性を重視した受注戦略や生産性向上によって、収益力の改善を目指しています。会社は建設事業の基盤強化に加え、事業ポートフォリオ拡充のための成長投資も進める方針です。(大林組)
また、2026年8月7日に発表された2027年3月期第1四半期では、売上高が前年同期比19.0%増、営業利益が107.0%増、純利益が116.3%増となるなど、大幅な増収増益となりました。国内建築事業の採算改善や不動産事業などが業績に寄与しています。(Yahoo!ファイナンス)
大林組に投資するメリット
1.日本を代表する大手ゼネコン
大林組は長い歴史と豊富な施工実績を持っています。大型プロジェクトを受注できる技術力や実績は、大手ゼネコンならではの強みです。
2.配当金に期待できる
近年は増配傾向が見られ、2027年3月期も年間94円の配当が予想されています。インカムゲイン、つまり「保有して配当金を受け取る投資」との相性が比較的良い銘柄です。(Yahoo!ファイナンス)
3.株主還元を重視している
大林組はDOE5%程度を目安とする配当方針を掲げています。また、2026年度末までに1,000億円規模の自己株式取得による追加還元を実施する方針も示しています。(大林組)
4.都市再開発や大型建設需要を取り込める
老朽化した建物やインフラの更新、都市再開発、半導体関連工場、データセンターなど、建設業界にはさまざまな需要があります。
大林組に投資する際の注意点
もちろん、大林組にもリスクがあります。
建設業は資材価格や人件費の上昇によって利益率が悪化する可能性があります。また、景気後退によって民間設備投資が減少すれば、新規案件が減るリスクもあります。
さらに、大型工事では工期遅延や追加コストが発生する可能性もあります。
そして株価が上昇している局面では、同じ配当金でも配当利回りは低下します。「有名な会社だから買う」のではなく、購入時の株価、配当利回り、業績、今後の成長性を総合的に判断することが重要です。
まとめ|大林組は配当重視の長期投資候補として注目
大林組(1802)は、日本を代表する大手ゼネコンの一社です。
株主優待はありませんが、その分、配当金や自己株式取得などによる株主還元に力を入れています。
特に近年は配当金が増加傾向にあり、2027年3月期は年間94円の配当が予想されています。
大林組は、「株主優待を楽しみたい人」よりも、
「優待より現金配当を重視したい人」
「日本を代表する大型企業に長期投資したい人」
「建設・再開発・インフラ関連の成長に期待したい人」
に向いている銘柄といえるでしょう。
ただし、株価はすでに上昇している局面もあるため、一度に大きな金額を投資するのではなく、自分の資金状況を考えながら投資タイミングを検討することが大切です。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断は最新のIR資料や株価情報を確認したうえで、ご自身の責任で行ってください。
