タナベコンサルティンググループ(9644)を徹底解説!株価・配当・株主優待・今後の成長性を初心者向けに紹介

「タナベコンサルティンググループ(9644)って、どんな会社?」

「コンサルティング会社だけど、株主優待や配当はあるの?」

そんな疑問を持っている方に向けて、今回はタナベコンサルティンググループ(9644)を初心者にも分かりやすく徹底解説します。

タナベコンサルティンググループは、経営コンサルティングを中心に事業を展開する東証プライム上場企業です。

近年はM&Aによる事業領域の拡大やDX、人材、M&A、ブランドなどへのコンサルティングを強化しており、業績と株主還元の両方に注目したい銘柄です。

※以下の株価などは、2026年8月17日時点で確認できる最新情報を基準にしています。株価は変動するため、購入前には最新情報をご確認ください。

1.タナベコンサルティンググループ(9644)の基本情報

まずは会社の基本情報から確認してみましょう。

項目内容
会社名タナベコンサルティンググループ
証券コード9644
市場東証プライム
業種サービス業
主な事業経営コンサルティング
決算月3月
株主優待あり
配当あり
株主優待の基準日9月末

タナベコンサルティンググループは、1957年創業の経営コンサルティング会社です。

中堅企業を中心に、大企業から中規模企業まで幅広い企業を顧客として、経営戦略の策定から実行支援まで行っています。

同社が掲げている主なコンサルティング領域は、「ストラテジー&ドメイン」「デジタル・DX」「HR」「ファイナンス・M&A」「ブランド&PR」です。

単純に経営戦略を考えるだけではなく、現場で実行するところまで支援する「チームコンサルティング」が特徴です。 (東洋経済オンラインAttachment.png)


2.タナベコンサルティンググループは何をしている会社?

「コンサルティング会社」と聞いても、具体的な仕事内容が分かりにくいかもしれません。

簡単に言えば、企業が抱えている経営上の問題を見つけ、解決方法を一緒に考えて実行までサポートする会社です。

例えば、

・売上を増やしたい
・新しい事業を始めたい
・DXを進めたい
・人材を育成したい
・後継者問題を解決したい
・M&Aを検討したい
・企業ブランドを強化したい

といった企業の悩みに対して、専門家が支援します。

特に現在の日本では、中小・中堅企業の事業承継や人手不足、DX化などが大きな経営課題になっています。

こうした問題を解決する需要が長期的に続く可能性があることは、タナベコンサルティンググループの強みの一つでしょう。

3.現在の株価は?

2026年8月14日の終値は774円でした。8月17日時点ではこの価格が確認できる直近の取引日終値となります。 (Yahoo!ファイナンスAttachment.png)

タナベコンサルティンググループは2025年4月1日に、普通株式1株を2株に分割しています。

そのため、過去の株価や配当金を見る場合には、株式分割を考慮する必要があります。 (IR PocketAttachment.png)

例えば、株価774円で100株購入する場合、

774円 × 100株 = 77,400円

となります。

10万円以下で購入できるため、初心者でも比較的購入を検討しやすい価格帯の銘柄です。

ただし、実際の投資では株価だけでなく、業績、配当、優待、今後の成長性などを総合的に判断することが大切です。


4.タナベコンサルティンググループの株主優待

タナベコンサルティンググループの大きな魅力の一つが株主優待です。

2025年9月末から株主優待制度が導入され、2026年には優待内容が「デジタルギフト®」へ変更されています。 (田辺コンサルティンググループAttachment.png)

現在の優待内容は以下の通りです。

保有株数デジタルギフト
100株以上500円分
300株以上3,000円分
500株以上5,000円分
1,000株以上10,000円分

基準日は毎年9月末です。 (日本取引所グループAttachment.png)

デジタルギフトは、さまざまな電子マネーやポイントなどと交換できるため、従来のQUOカードよりも使い勝手を高めた制度といえます。

100株保有ならどのくらい?

例えば株価774円で100株購入すると、投資金額は約77,400円。

そこに年間配当と株主優待を合わせると、株主還元を実感しやすい銘柄です。

ただし、優待は今後変更・廃止される可能性もあるため、「優待が永続する」と考えて投資するのは避けましょう。


5.配当金はどのくらい?

タナベコンサルティンググループは、配当にも力を入れています。

2026年3月期の年間配当は、株式分割後ベースで1株27円となりました。

さらに2027年3月期は、会社予想で年間29円となっています。 (Yahoo!ファイナンスAttachment.png)

過去の配当を見ると、

・2023年3月期:21円
・2024年3月期:22円
・2025年3月期:24円
・2026年3月期:27円
・2027年3月期予想:29円

と、近年は増配傾向が続いています。 (Yahoo!ファイナンスAttachment.png)

2027年3月期予想の29円を、株価774円で単純計算すると、

29円 ÷ 774円 × 100 ≒ 3.75%

となります。

つまり、現在の株価水準では配当利回りだけでも約3.7%台が期待できる計算です。

※実際の利回りは株価によって変動します。

6.100株投資した場合の配当シミュレーション

初心者の方は「結局いくらもらえるの?」という点が気になるでしょう。

株価774円で100株購入したと仮定します。

投資金額は、

774円 × 100株 = 77,400円

2027年3月期の年間配当予想29円なら、

29円 × 100株 = 2,900円

となります。

さらに9月末の株主優待500円分が加わると、

配当2,900円+優待500円=3,400円相当

となります。

単純計算では、約77,400円の投資に対して年間3,400円相当。

配当+優待の合計利回りは、

約4.39%

となります。

もちろん、株価の値下がりによって投資元本が減る可能性もあるため、「必ず4%以上儲かる」という意味ではありません。

7.業績はどうなっている?

タナベコンサルティンググループの業績にも注目です。

2026年3月期は、売上高が162億8,200万円、営業利益が18億1,300万円となり、過去最高の業績を達成しました。

売上高は前期比12.0%増、営業利益は20.9%増と、増収増益となっています。 (Yahoo!ファイナンスAttachment.png)

さらに2027年3月期第1四半期も好調です。

2026年8月10日に発表された第1四半期決算では、

売上高38億円(前年同期比16.5%増)

営業利益2億8,600万円(同18.9%増)

親会社株主帰属純利益1億6,100万円(同25.9%増)

となりました。

いずれも第1四半期として過去最高水準です。 (Yahoo!ファイナンスAttachment.png)

この点からも、現在のタナベコンサルティンググループは「配当・優待だけの会社」ではなく、業績成長にも期待できる企業と考えられます。

8.今後の成長戦略にも注目

タナベコンサルティンググループは2026年5月に、2026~2030年を対象とする新しい中期経営計画「TCG Future Vision 2030」を発表しています。 (田辺コンサルティンググループAttachment.png)

特に注目したいのがM&Aによる成長です。

コンサルティング会社をグループに加えることで、従来よりも幅広い経営課題に対応できる体制を作ろうとしています。

また、

・DX
・人材・HR
・M&A
・ファイナンス
・ブランド戦略
・企業の成長戦略

など、企業経営に必要なサービスを幅広く提供することで、顧客1社あたりの取引拡大も狙えます。

日本企業のDX化、人手不足、事業承継、M&A需要などを考えると、コンサルティング市場そのものには長期的な成長余地があると考えられます。

9.タナベコンサルティンググループのメリット

ここまでの内容から、投資先としての魅力を整理してみましょう。

メリット① 配当利回りが比較的高い

2027年3月期の年間配当予想は29円。

株価774円を基準にすると約3.75%となり、配当を重視する投資家にも注目されやすい水準です。

メリット② 株主優待がある

100株からデジタルギフト500円分がもらえるため、少額投資でも株主優待を受けられます。

メリット③ 業績が成長している

2026年3月期は過去最高業績を達成し、2027年3月期第1四半期も増収増益となっています。 (Yahoo!ファイナンスAttachment.png)

メリット④ M&Aによる成長に期待できる

コンサルティング領域を広げながら、グループ全体の成長を目指しています。


10.注意しておきたいポイント

もちろん、良いところばかりではありません。

特に注意したいのが配当性向の高さです。

2026年3月期の配当性向は79.6%とされています。 (Yahoo!ファイナンスAttachment.png)

配当性向とは、企業が稼いだ利益のうち、どの程度を株主に配当しているかを示す数字です。

高い配当性向は株主還元が積極的というメリットがある一方、利益が伸びなくなった場合には、増配を続けることが難しくなる可能性があります。

また、コンサルティング業界は「人」が重要なビジネスです。

優秀なコンサルタントを採用・育成できるかどうかが、今後の成長を左右するポイントになります。


11.タナベコンサルティンググループは初心者向け?

個人的には、「配当+株主優待+成長性」をバランスよく狙いたい初心者が研究してみる価値のある銘柄だと思います。

株価774円なら100株でも約7.7万円から投資できます。

さらに、

配当+株主優待

という株主還元を受けながら、コンサルティング事業の成長による株価上昇も期待できます。

一方で、「株価が必ず上がる」「優待がずっと続く」と考えるのは危険です。

投資する場合は、株主優待だけでなく、売上高・営業利益・配当・配当性向・M&Aの進捗などを定期的に確認することが大切です。

まとめ:タナベコンサルティンググループは「成長+配当+優待」が魅力の銘柄

今回はタナベコンサルティンググループ(9644)について詳しく解説しました。

ポイントをまとめると、

・東証プライム上場の経営コンサルティング会社

・2026年3月期は過去最高業績

・2027年3月期第1四半期も増収増益

・2027年3月期の年間配当予想は29円

・9月末に100株以上保有するとデジタルギフト500円分

・300株なら3,000円、500株なら5,000円、1,000株なら10,000円分

・M&AやDX、HRなどへの事業領域拡大に期待

という点が大きな特徴です。

2026年8月14日の終値774円を基準にすると、100株でも約7.7万円から投資できます。

「10万円以下で買える株を探している」

「配当金が欲しい」

「株主優待も楽しみたい」

「将来的な業績成長にも期待したい」

という人にとって、タナベコンサルティンググループはチェックしておきたい銘柄の一つです。

ただし、株式投資には元本割れのリスクがあります。購入する際は最新の決算や株価、配当方針、株主優待制度を確認したうえで、自分の投資目的に合っているか判断しましょう。

なお、同社は2026年6月にも自己株式取得を決定しており、配当だけでなく自社株買いを含めた株主還元にも積極的です。 (田辺コンサルティンググループAttachment.png)

今後「TCG Future Vision 2030」によってどこまで業績を伸ばせるのか、そして増配・株主還元を継続できるのかが、投資家にとって重要なチェックポイントになりそうです。

※本記事は投資判断の勧誘を目的としたものではありません。株式投資はご自身の判断と責任で行ってください。

タイトルとURLをコピーしました