「鹿島建設の株ってどんな会社?」
「配当金はどのくらいもらえる?」
「株主優待はあるの?」
「今の株価は割高なの?」
そんな疑問を持っている方に向けて、今回は鹿島建設(証券コード:1812)を初心者向けに徹底解説します。
鹿島建設は、日本を代表する大手総合建設会社の一つです。
建設業界では「スーパーゼネコン」の一角として知られており、国内の大型建築・土木工事だけでなく、海外事業や不動産開発などにも取り組んでいます。
さらに近年は業績が大きく伸びており、配当金も増加傾向にあります。
この記事では、鹿島建設の基本情報から現在の株価、配当金、株主優待、業績、将来性、注意点まで、株初心者にも分かりやすく解説します。
鹿島建設(1812)の基本情報
まずは鹿島建設の基本情報を確認してみましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 鹿島建設株式会社 |
| 証券コード | 1812 |
| 市場 | 東証プライム |
| 業種 | 建設業 |
| 創業 | 1840年 |
| 設立 | 1930年 |
| 売買単位 | 100株 |
| 本社 | 東京都港区 |
| 株主優待 | なし |
| 2026年3月期年間配当 | 146円 |
| 2027年3月期年間配当予想 | 146円 |
鹿島建設は1840年創業という非常に長い歴史を持つ企業です。
現在は建築・土木を中心に、開発・エンジニアリングなど幅広い事業を展開しています。
鹿島建設はどんな会社?
鹿島建設を一言で説明すると、「日本を代表する総合建設会社」です。
建設会社というと、住宅を建てる会社をイメージする方も多いかもしれません。
しかし、鹿島建設が手掛けるのは住宅だけではありません。
例えば、
- オフィスビル
- 商業施設
- 工場
- 病院
- 学校
- 道路
- トンネル
- ダム
- 鉄道関連施設
- 再開発
- 不動産開発
など、非常に幅広い分野で事業を行っています。
つまり私たちが普段利用している街の建物やインフラの中にも、鹿島建設が関わっているケースがあります。
また、鹿島建設は国内だけでなく海外でも事業を展開しています。
鹿島建設の公式資料によると、2026年3月期の海外売上高は約1兆950億円で、連結売上高に占める海外売上高比率は35.7%でした。(鹿島建設)
国内建設だけに依存しない事業構造を目指している点も、鹿島建設の特徴です。
鹿島建設の現在の株価
2026年8月27日の終値は4,826円でした。
100株単位で購入するため、最低購入金額の目安は、
4,826円 × 100株 = 482,600円
となります。
つまり、鹿島建設株を100株購入するには、約48万円の資金が必要です。
2026年8月27日時点では、PERは約13倍、PBRは約1.6倍、予想配当利回りは約3.0%となっています。(Yahoo!ファイナンス)
また、2026年の年初来高値は8,040円、年初来安値は4,670円です。(Yahoo!ファイナンス)
今年に入ってからの値動きはかなり大きく、株価だけを見ると値動きのある銘柄だと分かります。
株価指標を初心者向けに解説
PERとは、株価が会社の利益に対して何倍まで買われているかを見る指標です。
鹿島建設のPERは約13倍。
PERだけで割安・割高を判断することはできませんが、株価を評価するときの基本的な指標になります。
PBRは、会社が持っている純資産に対して株価が何倍なのかを見る指標です。
鹿島建設のPBRは約1.6倍です。
このようにPERやPBRを確認しながら、過去の水準や同業他社と比較して株価を考えることが重要です。
鹿島建設の株主優待はある?
株主優待を目的に株を探している方は、ここが気になるところでしょう。
結論から言うと、
鹿島建設に株主優待制度はありません。
2026年8月28日時点でも株主優待情報はありません。(Yahoo!ファイナンス)
そのため、
「100株保有するとQUOカードがもらえる」
「自社商品がもらえる」
といった優待はありません。
鹿島建設に投資する場合は、基本的に
①株価の値上がり益 ②配当金
の2つが主な株主還元になります。
株主優待を楽しみたい人よりも、配当金や企業の成長性を重視する投資家向けの銘柄と考えた方が分かりやすいでしょう。
鹿島建設の配当金は?
鹿島建設の大きな魅力の一つが配当金です。
2026年3月期の年間配当金は1株146円でした。
さらに2027年3月期についても、年間配当金は146円を予想しています。(鹿島建設)
2026年3月期は、それまでの年間132円という予想から146円へ引き上げられました。
鹿島建設の配当金は長期的に増加傾向にあります。
公式の業績データでも、1株当たり配当金は、
20円
↓
48円
↓
50円
↓
54円
↓
58円
↓
70円
↓
90円
↓
104円
↓
146円
と増えてきています。(鹿島建設)
これは長期投資を考えるうえで注目したいポイントです。
100株保有すると配当金はいくら?
それでは、鹿島建設を100株購入した場合をシミュレーションしてみましょう。
年間配当金を146円とすると、
146円 × 100株 = 14,600円
となります。
つまり、100株保有すると年間14,600円の配当金を受け取れる計算です。
現在の株価4,826円で100株購入した場合、投資金額は約482,600円。
配当利回りは約3.0%です。(銘柄スカウター)
500株なら?
146円 × 500株
= 73,000円
1,000株なら?
146円 × 1,000株
= 146,000円
となります。
※実際の受取額は税金などによって変わります。
また、配当金は会社の業績や経営方針によって変更される可能性があります。
鹿島建設の業績が好調
鹿島建設を株式投資の対象として考えるなら、配当だけではなく業績も確認しておきたいところです。
2026年3月期は非常に好調でした。
鹿島建設の2025年度決算では、連結売上高が3兆672億円、営業利益が2,407億円、当期純利益が1,773億円となり、いずれも過去最高を更新しました。(鹿島建設)
さらに、5期連続の増収増益を達成しています。
建設業界では、
- 建設資材価格の上昇
- 人件費の上昇
- 人手不足
- 工事の長期化
などの問題があります。
それにもかかわらず利益を伸ばしている点は、鹿島建設の強みと言えるでしょう。
鹿島建設の今後に期待できるポイント
鹿島建設の将来を考えるうえで、いくつか注目したいポイントがあります。
① 国内建設需要
日本では老朽化したインフラの更新や都市再開発、防災・減災対策などが必要になっています。
そのため、今後も一定の建設需要が期待できます。
特に大規模な建築・土木工事では、豊富な実績や技術力を持つスーパーゼネコンが強みを発揮しやすい分野です。
② 海外事業
鹿島建設は海外事業にも力を入れています。
海外売上高は長期的に拡大しており、2026年3月期には約1兆950億円となっています。(鹿島建設)
日本国内だけでなく、北米など海外市場の成長を取り込めるかどうかは、今後のポイントになります。
③ 配当・株主還元
鹿島建設は配当だけでなく、自己株式取得も行っています。
2026年5月には400億円を上限とする自己株式取得を計画しており、株主還元を強化する方針を示しています。(鹿島建設)
「配当+自社株買い」という形で株主への還元を強化している点は注目できます。
鹿島建設株の注意点
もちろん、鹿島建設にもリスクがあります。
特に注意したいのが建設コストの上昇です。
建設資材価格や人件費が上昇すると、工事の利益率が低下する可能性があります。
また、大型工事では工期が長くなるため、工事途中でコストが想定以上に膨らむリスクもあります。
さらに株価についても注意が必要です。
2026年の年初来高値は8,040円まで上昇している一方、8月には4,670円まで下落しています。(Yahoo!ファイナンス)
つまり、業績が好調だからといって株価が必ず上昇するわけではありません。
株を購入するときは、現在の株価だけではなく、業績・配当・PER・PBR・今後の成長性などを総合的に確認することが大切です。
鹿島建設はどんな人におすすめ?
鹿島建設株は、次のような投資家と相性が良いでしょう。
✔ 大型優良企業に投資したい人
鹿島建設は長い歴史と豊富な実績を持つ大手企業です。
✔ 配当金を重視したい人
2026年3月期の年間配当は146円で、配当利回りは約3%です。
✔ 株主優待より配当を重視する人
鹿島建設には株主優待がないため、優待より配当や値上がり益を重視する人向けです。
✔ 建設・インフラ関連株に投資したい人
国内の建設需要やインフラ更新、都市再開発などの恩恵を受ける可能性があります。
まとめ|鹿島建設(1812)は「成長+配当」に注目したい建設株
今回は鹿島建設(1812)について詳しく解説しました。
鹿島建設は、日本を代表するスーパーゼネコンの一つです。
2026年3月期には過去最高の売上高・利益を更新し、5期連続の増収増益を達成しました。(鹿島建設)
また、配当金も長期的に増加しており、2026年3月期は年間146円。
2027年3月期も146円を予想しています。
一方で、株主優待はありません。
そのため鹿島建設株への投資では、株主優待ではなく「配当金+株価上昇」に期待する投資スタイルが基本になります。
2026年8月27日の終値は4,826円で、100株購入する場合は約48万円が必要です。予想配当利回りは約3.0%となっています。(銘柄スカウター)
ただし、株価は大きく変動する可能性があります。
「業績が良いからすぐ買う」のではなく、現在の株価が業績に対して割高なのか、今後も利益成長が続くのか、配当を維持・増加できるのかを確認することが重要です。
鹿島建設は、日本の建設・インフラ需要に加えて、海外事業や株主還元にも注目したい大型株です。
長期投資を考えている初心者の方は、まず「鹿島建設という会社が今後も利益を伸ばせるのか」という視点からチェックしてみるとよいでしょう。
※本記事は2026年8月28日時点で確認できる情報をもとに作成しています。株価・配当金・業績予想などは今後変更される可能性があります。投資判断は最新の決算資料やIR情報などを確認したうえで、ご自身の判断で行ってください。
