「テレビ朝日の株って買えるの?」
「テレビ朝日の株主になると、どんなメリットがある?」
そんな疑問を持っている方に今回紹介したいのが、テレビ朝日ホールディングス(証券コード:9409)です。
テレビ朝日ホールディングスは、「テレビ朝日」を中心としたメディア企業グループを傘下に持つ会社です。
テレビ番組だけでなく、インターネット、動画、イベント、ショッピングなどにも事業を広げています。
さらに、株主向けにはテレビ朝日ならではの番組観覧や施設見学、長期保有株主向けのQUOカードなどの株主優待も用意されています。
この記事では、テレビ朝日ホールディングスについて、
- 基本情報
- 現在の株価
- 配当金
- 株主優待
- 業績
- 将来性
- メリット・注意点
- 100株投資した場合のシミュレーション
まで、株初心者にも分かりやすく解説します。
テレビ朝日ホールディングスとは?
テレビ朝日ホールディングスは、テレビ朝日グループを統括する認定放送持株会社です。
テレビ朝日といえば、「MUSIC STATION」「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」「相棒」など、長年親しまれている番組を多数持つテレビ局として知られています。
ただし、テレビ朝日ホールディングスは「テレビ番組だけの会社」ではありません。
メディア・コンテンツ事業を中心に、インターネット関連、イベント、ショッピングなど、幅広い事業を展開しています。
2026年3月期の連結売上高は約3,394億円、営業利益は約261億円、親会社株主に帰属する当期純利益は約296億円でした。前期と比較すると、売上高は4.8%増、営業利益は32.9%増、純利益は14.9%増となっています。(テレビ朝日)
つまり、「テレビ局だから昔ながらの広告収入だけに頼っている」というわけではなく、コンテンツをさまざまな形で収益化している企業と考えると分かりやすいでしょう。
テレビ朝日ホールディングスの基本情報
まずは基本情報を確認してみましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | テレビ朝日ホールディングス |
| 証券コード | 9409 |
| 上場市場 | 東証プライム |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 株価 | 約3,135円(2026年9月2日終値) |
| 単元株数 | 100株 |
| 最低購入金額 | 約31.4万円 |
| 予想年間配当 | 100円 |
| 予想配当利回り | 約3.2% |
| PER | 約12.6倍 |
| PBR | 約0.66倍 |
| 時価総額 | 約3,402億円 |
株価は日々変動するため、購入前には必ず最新株価を確認してください。
2026年9月2日の終値は3,135円でした。100株購入する場合、単純計算で約31万3,500円が必要になります。(みんかぶ)
テレビ朝日HDの株価は割高?割安?
株式投資初心者が気になるのが「今の株価は高いのか?」という点でしょう。
テレビ朝日ホールディングスのPBRは約0.66倍です。
PBRとは、簡単にいうと「会社が持っている純資産に対して株価が何倍まで評価されているか」を表す指標です。
一般的にPBR1倍を下回っている場合、「会社の純資産価値に対して株価が低く評価されている」と考えることができます。
もちろん、PBRだけで「絶対に割安」と判断することはできません。
しかし、テレビ朝日ホールディングスは2026年3月期末時点で約4,676億円の純資産を持っており、財務基盤は比較的厚い企業です。(テレビ朝日)
一方、PERは約12.6倍。
極端に高いPERではないため、株価指標だけを見ると、成長期待だけで大きく買われている銘柄というより、配当や企業価値を重視する投資家にも注目されやすい銘柄といえるでしょう。
テレビ朝日HDの配当金は?
テレビ朝日ホールディングスの魅力の一つが配当金です。
2026年3月期の年間配当は70円でした。
そして2027年3月期は、年間100円の配当が予想されています。
内訳は、
- 中間配当:50円
- 期末配当:50円
- 年間配当:100円
という計画です。(テレビ朝日)
さらに重要なのが、2027年3月期から配当方針が変更されたことです。
会社は、連結配当性向40%程度を目安に、継続的・安定的な配当を行う方針を示しています。
また、急激な経営環境の悪化などを除き、年間配当金の下限を1株60円としています。(テレビ朝日)
これは長期投資を考えるうえで注目したいポイントです。
100株保有すると配当金はいくら?
2027年3月期の年間配当100円が予定通り実施された場合、100株保有すると、
100円×100株=10,000円
の年間配当金になります。
仮に株価3,135円で100株購入した場合、投資金額は313,500円。
年間配当10,000円なら、税引前の配当利回りは、
約3.19%
となります。
もちろん、実際に受け取る配当金は税引き後になります。
テレビ朝日HDの株主優待が面白い!
テレビ朝日ホールディングスには、テレビ局らしいユニークな株主優待があります。
まず、100株以上保有している株主が対象となる優待があります。
3月末基準では、
- 「題名のない音楽会」の収録見学
- テレビ朝日本社ビル施設の見学会
などに応募できます。
また、9月末基準では、
- 「ミュージックステーション SUPER LIVE」の観覧
に応募できます。
ただし、番組観覧などは抽選となるため、100株保有すれば必ず参加できるわけではありません。(テレビ朝日)
テレビ朝日の番組が好きな人にとっては、金額だけでは測れない魅力のある株主優待です。
長期保有するとQUOカードも!
さらに注目したいのが長期保有株主向けの優待です。
500株以上を2年以上継続保有している株主は、以下から一つを選択できます。
①オリジナルQUOカード1,000円分
②寄付
③テレビ朝日オリジナルグッズ
となっています。(テレビ朝日)
つまり、テレビ朝日HDは「短期間だけ保有して優待をもらう」というより、テレビ朝日のコンテンツが好きで、配当を受け取りながら長期保有したい人との相性が良い株といえます。
また、1株以上保有する株主を対象に、テレビ朝日グループの通販事業「ロッピングライフ」の商品を特別優待価格で購入できる制度もあります。(テレビ朝日)
テレビ朝日HDの業績はどうなっている?
2026年3月期は好調でした。
売上高は3,394億円。
営業利益は261億円。
経常利益は365億円。
純利益は296億円となっています。(テレビ朝日)
特に営業利益は前期比32.9%増と大きく伸びました。
しかし、2027年3月期は少し注意が必要です。
会社予想では、
売上高:3,500億円
営業利益:200億円
経常利益:280億円
純利益:250億円
となっています。
つまり、売上高は増えるものの、利益については減益を見込んでいます。(テレビ朝日)
なぜ2027年3月期は減益予想なの?
大きなポイントの一つが、テレビ広告収入です。
会社側はタイム収入やスポット収入について減収を見込んでいます。
一方で、新しい収益源として期待されているのが、東京ドリームパークです。
2027年3月期はTDP・イベント事業の売上高を394億円と予想しており、前期比48.1%増を見込んでいます。(テレビ朝日)
つまり、
「テレビ広告だけで稼ぐ会社」
から、
「コンテンツ・イベント・施設・インターネットなどを組み合わせて稼ぐ会社」
への変化が進んでいると見ることができます。
テレビ朝日HDの将来性
テレビ業界には大きな環境変化があります。
YouTube、Netflix、Amazon Prime Videoなど、動画を見る方法が増えています。
そのため、地上波テレビだけを考えると、長期的には厳しい競争が続く可能性があります。
しかし、テレビ朝日には長年蓄積してきたコンテンツがあります。
人気番組、ドラマ、アニメ、音楽番組などのコンテンツを、
テレビ
↓
インターネット
↓
動画配信
↓
イベント
↓
グッズ・商品
という形で複数の収益源につなげられることは大きな強みです。
また、2026年5月には新日本プロレスリングの株式取得に関する動きもあり、スポーツ・エンターテインメント分野での事業拡大にも注目できます。(Kabutan)
テレビ朝日HD株のメリット
テレビ朝日ホールディングス株のメリットをまとめると、以下のようになります。
① 約31万円から投資できる
100株単位で購入でき、2026年9月2日の株価では約31万円です。
② 配当利回りが約3%
2027年3月期は年間100円配当が予想されています。
③ テレビ局ならではの株主優待
番組観覧や本社施設見学など、他社ではあまり見られない優待があります。
④ 長期保有優待がある
500株以上を2年以上保有すると、QUOカードなどを選択できます。
⑤ 財務基盤が比較的厚い
2026年3月期末の純資産は約4,676億円です。(テレビ朝日)
テレビ朝日HD株の注意点
もちろん、メリットだけではありません。
一番注意したいのが、テレビ広告市場の変化です。
テレビを見る人が減少したり、広告主がインターネット広告へ予算を移したりすると、テレビ放送事業の収益に影響する可能性があります。
また、2027年3月期は営業利益・経常利益・純利益が減益予想となっています。
そのため、「高配当だから安心」と考えるのではなく、今後の業績やコンテンツ事業の成長を確認することが大切です。
こんな人にテレビ朝日HD株はおすすめ
テレビ朝日ホールディングスは、次のような人に向いている銘柄でしょう。
- テレビ朝日の番組が好き
- 配当金を受け取りながら長期保有したい
- 株主優待も楽しみたい
- 約30万円台から日本株に投資したい
- エンターテインメント業界に興味がある
- 割高すぎない株価で投資先を探している
特に「株価が上がったら売る」という短期投資だけではなく、配当+株主優待+企業価値の上昇を狙う長期投資との相性を考えたい銘柄です。
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まとめ:テレビ朝日HDは「テレビ+コンテンツ」の変化に注目したい株
今回はテレビ朝日ホールディングス(9409)について詳しく紹介しました。
現在の株価は3,000円台前半で、100株なら約31万円から投資できます。
2027年3月期の年間配当は100円が予想されており、現在の株価水準では配当利回りは約3.2%。
さらに、100株以上で番組観覧や施設見学などの株主優待があります。
長期保有では500株以上を2年以上保有することで、1,000円分のオリジナルQUOカードなどを選択できる点も魅力です。(テレビ朝日)
一方、テレビ広告市場の変化や2027年3月期の減益予想など、注意すべきポイントもあります。
テレビ朝日ホールディングスを見るときは、
「テレビ局の株」
としてだけではなく、
「人気コンテンツをテレビ・ネット・イベントなどで収益化するエンターテインメント企業」
として考えることが重要です。
今後、テレビ朝日がどのようにコンテンツ事業を成長させ、テレビ広告に依存しない収益構造を作っていくのか。
そして、現在の配当水準を維持・成長させられるのか。
この2点が、長期投資を考えるうえで特に注目したいポイントです。
※本記事の株価・指標・配当予想などは2026年9月3日時点で確認できる情報をもとにしています。株価や業績、配当、株主優待の内容は変更される可能性があります。投資判断は最新のIR資料などを確認したうえで、ご自身の判断で行ってください。
