伊藤園(2593)を徹底解説!株価・配当金・株主優待・今後の成長性を初心者向けに紹介

「お〜いお茶」「健康ミネラルむぎ茶」「充実野菜」など、私たちの生活に身近な商品を数多く展開している伊藤園。

伊藤園は、飲料メーカーとして高い知名度を持つだけでなく、海外にも事業を展開している大手企業です。

一方で、2026年9月には株主優待制度の廃止が発表されました。

この記事では、伊藤園(証券コード:2593)について、基本情報、現在の株価、配当金、株主優待、業績、今後の成長性まで、株式投資初心者にも分かりやすく徹底解説します。

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伊藤園(2593)の基本情報

まずは伊藤園の基本情報を確認してみましょう。

項目内容
会社名株式会社伊藤園
証券コード2593
上場市場東京証券取引所プライム市場
業種食料品
単元株数100株
決算期4月30日
株主優待2026年4月分を最後に廃止
2027年4月期予想配当52円
2026年4月期売上高約4,979億円

伊藤園は1966年設立の飲料メーカーです。

特に有名なのが「お〜いお茶」シリーズで、緑茶を中心とした茶系飲料に強みを持っています。

また、野菜飲料、コーヒー、麦茶、果汁飲料など幅広い商品を展開しています。

伊藤園の普通株式は証券コード「2593」、第1種優先株式は「25935」で、どちらも東京証券取引所プライム市場に上場しています。 (伊藤園 企業情報サイト⁠Attachment.png)


伊藤園はどんな会社?

伊藤園と聞くと「お〜いお茶」をイメージする人が多いでしょう。

実際、茶関連飲料は伊藤園の大きな強みです。

代表的な商品には、

  • お〜いお茶
  • 健康ミネラルむぎ茶
  • evian
  • 充実野菜
  • 1日分の野菜
  • TULLY’S COFFEE

などがあります。

また、伊藤園は飲料だけではありません。

コーヒーショップ「タリーズコーヒー」も展開しており、飲料事業と店舗事業を組み合わせている点も特徴です。

さらに海外事業にも取り組んでおり、特に米国では「お〜いお茶」を含む茶飲料の販売を展開しています。

つまり伊藤園は、

「日本のお茶メーカー」から「世界で茶を展開する飲料企業」へ成長を目指している会社

と考えると分かりやすいでしょう。


伊藤園の現在の株価

2026年10月7日の終値は、

3,091円

でした。

同日の株価指標は、

  • PER:約22.8倍
  • PBR:約1.45倍
  • 配当利回り:約1.68%
  • 時価総額:約2,634億円

となっています。 (Yahoo!ファイナンス⁠Attachment.png)

100株単位で購入する場合、単純計算で、

3,091円×100株=309,100円

程度の資金が必要です。

実際には証券会社の手数料なども考慮する必要があります。

また、株価は日々変動するため、購入前には最新株価を確認しましょう。

2026年の年初来高値は3,402円、年初来安値は2,630円となっています。 (Yahoo!ファイナンス⁠Attachment.png)

伊藤園の株主優待はある?

ここは伊藤園への投資を考えるうえで非常に重要なポイントです。

結論からいうと、

伊藤園の株主優待制度は廃止されました。

伊藤園は2026年9月29日に株主優待制度の廃止を発表。

2026年4月30日を基準日とした株主優待を最後に、今後の株主優待は実施されません。

つまり、これから伊藤園株を購入しても、2027年4月以降の株主優待品はもらえません。 (伊藤園 企業情報サイト⁠Attachment.png)

以前は100株以上の株主を対象として、自社製品などがもらえる株主優待が実施されていました。

そのため、伊藤園は「配当+自社商品」の両方を楽しめる銘柄として注目されていました。

しかし、現在は優待目的ではなく、配当や企業の成長性を中心に判断する銘柄へと変わっています。

これは伊藤園株を検討する際の非常に重要な変更点です。


伊藤園の配当金は?

一方、配当金については現在も実施されています。

2026年4月期の年間配当は、

1株あたり48円

でした。

そして2027年4月期については、

年間52円

が会社予想となっています。

2025年4月期は44円だったため、

44円 → 48円 → 52円

と増配が続く計画です。 (Yahoo!ファイナンス⁠Attachment.png)

現在の株価3,091円を基準にすると、52円の年間配当の場合、

52円÷3,091円×100=約1.68%

となります。

高配当株と呼ばれる銘柄と比較すると、配当利回りはそれほど高くありません。

しかし、配当金を増やしている点は、長期投資を考えるうえで注目したいポイントです。


伊藤園を100株保有した場合の配当金シミュレーション

仮に3,091円で100株購入したとします。

投資金額は約30万9,100円。

2027年4月期の予想配当52円なら、

52円×100株=5,200円

の年間配当金になります。

税引前では年間5,200円です。

NISA口座で保有する場合、配当金の受け取り方法などの条件を満たせば、配当金を非課税で受け取れるメリットがあります。

ただし、株価が下落すれば、配当金以上の含み損が発生する可能性もあります。

「配当がもらえるから安全」というわけではない点には注意しましょう。


伊藤園の業績はどうなの?

伊藤園の2026年4月期の連結業績を見ると、

  • 売上高:約4,979億円
  • 営業利益:約217億円
  • 経常利益:約233億円
  • 純利益:約35億円

となっています。

売上高は前年から5.3%増加しましたが、営業利益は5.6%減少しています。

さらに純利益は大きく減少しました。 (東京証券取引所⁠Attachment.png)

一方、2027年4月期について会社は、

  • 売上高:5,000億円
  • 営業利益:200億円
  • 経常利益:205億円
  • 純利益:114億円

を予想しています。

売上高はほぼ横ばいながら、利益面では回復を目指す計画です。 (東京証券取引所⁠Attachment.png)

最新の2027年4月期第1四半期は好調

伊藤園の最新決算を見るうえで注目したいのが、2026年9月に発表された2027年4月期第1四半期決算です。

第1四半期は、

  • 売上高:約1,352億円
  • 営業利益:約102億円
  • 経常利益:約101億円
  • 純利益:約66億円

となりました。

前年同期と比較すると、

売上高+3.3%、営業利益+22.0%、経常利益+13.4%、純利益+14.8%

と、利益面で大きく改善しています。 (株探⁠)

通期では経常利益205億円を計画していますが、第1四半期だけで約101億円を確保しており、進捗率は約49%。

今後、業績予想を上回る成長ができるかが注目ポイントです。

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伊藤園の今後の成長戦略

伊藤園の今後を考えるうえで重要なのが、

国内飲料市場だけに依存しない事業構造を作れるか

という点です。

日本では少子高齢化が進んでいるため、長期的には国内の飲料市場が大きく成長するとは限りません。

そのため伊藤園は、

  • 海外での茶飲料販売
  • 健康志向商品の強化
  • タリーズコーヒー事業
  • 茶葉・茶関連事業
  • 新商品開発

などを進めています。

特に世界的な健康志向の高まりは、茶飲料を展開する伊藤園にとって追い風になる可能性があります。

「砂糖の多い飲料より健康を意識した飲み物を選びたい」という需要が高まれば、無糖茶などを得意とする伊藤園にはチャンスがあります。

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伊藤園株のメリット

伊藤園株のメリットをまとめると、以下のようになります。

①「お〜いお茶」という強力なブランド

伊藤園最大の強みの一つです。

誰もが知っているブランドを持っていることは、長期的な競争力につながります。

②生活に身近な企業

飲料は景気が悪くなっても完全になくなるものではありません。

そのため、IT企業などとは違った安定感があります。

③配当が増加傾向

2025年4月期44円、2026年4月期48円、2027年4月期予想52円と増配が続いています。

④海外成長の可能性

日本国内だけでなく、海外で茶文化を広げられるかが今後の成長ポイントです。

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伊藤園株の注意点

もちろん、メリットだけではありません。

①株主優待が廃止された

最大の変更点です。

これまで伊藤園株を優待目的で保有していた人にとっては、大きなデメリットでしょう。

②配当利回りはそれほど高くない

現在の予想配当利回りは約1.68%。

「高配当株」として考えると物足りなさがあります。

③原材料価格の影響を受ける

茶葉、コーヒー、砂糖、容器などのコストが上昇すると、利益を圧迫する可能性があります。

④海外事業には為替リスクもある

海外売上が増えるほど、為替相場の影響も受けやすくなります。

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伊藤園はNISAで買う価値がある?

伊藤園はNISAで長期保有する候補の一つとして検討できます。

特に、

「株主優待よりも、身近な企業を長期的に応援しながら配当を受け取りたい」

という人には相性があります。

一方、

「株主優待をもらいながら楽しく投資したい」

という人にとっては、2026年の優待廃止によって魅力が低下しました。

そのため現在は、

「優待株」

というより、

「有名ブランドを持つ飲料メーカー+増配を目指す企業」

として評価することが重要です。

伊藤園(2593)は買いなのか?

伊藤園は、「お〜いお茶」という非常に強力なブランドを持ち、国内飲料だけでなく海外や健康関連市場への成長も期待できる企業です。

2027年4月期は52円への増配が予定されており、2026年9月発表の第1四半期決算も利益面で好調でした。 (Yahoo!ファイナンス⁠Attachment.png)

一方で、株主優待は2026年4月分を最後に廃止されています。

したがって、これから伊藤園株を購入する場合は、

「優待が欲しいから買う」ではなく、「伊藤園の事業・ブランド力・配当・今後の成長性に期待して買う」

という考え方が重要です。

現在の株価は約3,091円、100株なら約31万円が目安です。

配当金は年間5,200円程度が期待できる計算ですが、株価は日々変動します。

株式投資初心者の方は、一度に大きな金額を投資するのではなく、自分の資産状況に合わせて無理のない範囲で検討するとよいでしょう。

今後、海外で「お〜いお茶」がさらに広がるのか、健康志向の商品が成長するのか、そして利益率をどこまで改善できるのか。

伊藤園は、これからの成長をじっくり見守りたい日本を代表する飲料メーカーの一つです。

※本記事の株価・指標は2026年10月7日終値を基準としています。株価や配当予想などは変更される可能性があるため、投資判断を行う際は最新のIR情報をご確認ください。

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