「ALSOK(アルソック)」と聞けば、テレビCMなどでおなじみの警備会社を思い浮かべる人も多いでしょう。
ALSOKは、個人向けのホームセキュリティだけではなく、企業向けの施設警備、現金輸送、防災、介護、情報セキュリティなど、幅広い事業を展開している会社です。
今回は、そんなALSOK株式会社(証券コード:2331)について、会社の基本情報、現在の株価、業績、配当金、株主優待、今後の成長性、投資するメリット・注意点まで、株初心者にも分かりやすく解説します。
※本記事の株価などは2026年9月9日時点で確認できた情報を基準にしています。投資判断は最新情報をご確認ください。
ALSOK(2331)とは?
ALSOKは、正式名称を「ALSOK株式会社」といい、東京証券取引所プライム市場に上場しています。
証券コードは「2331」です。
1965年に設立された歴史のある企業で、2026年3月31日時点では連結従業員数が約6万7,000人に達しています。(ALSOK(アルソック))
ALSOKの中心事業は警備サービスです。
例えば、
- オフィスや工場などの施設警備
- ATM・現金などの貴重品輸送
- ホームセキュリティ
- 防災関連サービス
- 情報セキュリティ
- 介護・福祉関連サービス
などを展開しています。
「警備会社」というイメージが強いALSOKですが、実際には安全・安心を幅広く提供する総合サービス企業と考えると分かりやすいでしょう。
ALSOK(2331)の基本情報
まずはALSOKの基本情報を確認してみましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | ALSOK株式会社 |
| 証券コード | 2331 |
| 市場 | 東証プライム |
| 業種 | サービス業 |
| 設立 | 1965年7月16日 |
| 本社 | 東京都港区 |
| 単元株数 | 100株 |
| 決算期 | 3月 |
| 2026年3月期売上高 | 約5,970億円 |
| 2026年3月期営業利益 | 約469億円 |
| 2026年3月期純利益 | 約333億円 |
会社の資本金は2026年3月31日時点で約186億円、連結従業員数は66,949人です。(ALSOK(アルソック))
ALSOKの現在の株価は?
2026年9月9日のALSOK株は、日中に1,200円前後で推移しています。
9月9日11時30分時点では1,200円となっていました。前日の9月8日終値は1,196.5円です。(みんかぶ)
また、9月8日時点では、
- 株価:1,196.5円
- PER:約17.5倍
- PBR:約1.6倍
- 配当利回り:約2.4%
となっています。(みんかぶ)
100株購入する場合、単純計算では、
1,200円 × 100株=約12万円
となります。
そのため、ALSOKは「数十万円必要な大型株」というより、10万円台から購入を検討できる大型企業という点も初心者には魅力でしょう。
ただし、実際の購入金額は株価によって変動します。
ALSOKの業績はどうなっている?
株式投資では、株価だけを見るのではなく「会社が成長しているか」を確認することが重要です。
ALSOKの2026年3月期の連結業績を見ると、
売上高:約5,970億円
営業利益:約469億円
経常利益:約499億円
親会社株主に帰属する純利益:約333億円
となっています。(ALSOK(アルソック))
過去5年間の売上高を見ると、
2022年3月期:約4,891億円
↓
2023年3月期:約4,922億円
↓
2024年3月期:約5,214億円
↓
2025年3月期:約5,519億円
↓
2026年3月期:約5,970億円
と、長期的に増加しています。(ALSOK(アルソック))
これはALSOKを見るうえで重要なポイントです。
売上高が継続的に拡大しており、2026年3月期には営業利益も約469億円まで増加しています。
2027年3月期も増収増益を予想
ALSOKは2027年3月期についても成長を見込んでいます。
会社予想では、
売上高:約6,375億円
営業利益:約557億円
経常利益:約585億円
純利益:約373億円
を見込んでいます。(Yahoo!ファイナンス)
2026年3月期の売上高約5,970億円から、さらに増収を目指していることになります。
警備サービスは、景気が悪くなったからといって企業や家庭が簡単に「警備をやめよう」とはなりにくいサービスです。
こうしたストック型・継続型の需要があることは、ALSOKの強みの一つでしょう。
ALSOKの配当金は?
株主にとって気になるのが配当金です。
ALSOKの2026年3月期の年間配当は、
1株29.20円
でした。
そして2027年3月期については、
年間33.00円(会社予想)
となっています。(ALSOK(アルソック))
中間配当16.50円、期末配当16.50円の年間33円を予定しています。
過去の配当金を見ると、
| 決算期 | 年間配当 |
|---|---|
| 2022年3月期 | 16.40円 |
| 2023年3月期 | 17.20円 |
| 2024年3月期 | 23.70円 |
| 2025年3月期 | 25.80円 |
| 2026年3月期 | 29.20円 |
| 2027年3月期 | 33.00円(予想) |
というように、増配傾向が確認できます。(ALSOK(アルソック))
ALSOKを100株持ったら配当金はいくら?
2027年3月期の年間配当を33円と仮定すると、
33円×100株=3,300円
となります。
例えば500株なら、
33円×500株=16,500円
1,000株なら、
33円×1,000株=33,000円
です。
もちろん、配当金には税金がかかるため、実際の手取り額はこれより少なくなります。
また、将来の配当金が必ず33円になることを保証するものではありません。
ALSOKに株主優待はある?
ここは初心者が特に注意したいポイントです。
ALSOKには、現在のところ株主優待制度はありません。
これはALSOK公式サイトでも明記されています。(ALSOK(アルソック))
そのため、
「ALSOK株を100株持ったら警備サービスが無料になる」
「ALSOKの商品券がもらえる」
といった株主優待はありません。
ALSOKの場合は、株主優待ではなく配当金と株価上昇による利益を狙うタイプの銘柄と考えると分かりやすいでしょう。
ALSOKの株を買うメリット① 安定した需要が期待できる
ALSOKの最大の魅力の一つが「安全・安心」という社会に必要不可欠なサービスを提供していることです。
企業、工場、商業施設、金融機関、マンション、個人住宅など、警備が必要とされる場所は非常に多くあります。
さらに、
- 高齢化
- 人手不足
- 防犯意識の高まり
- 企業のセキュリティ強化
- サイバーセキュリティ需要
- 防災意識の高まり
などを背景に、安全関連サービスへの需要は今後も期待できます。
ALSOKの株を買うメリット② 配当金が増えている
ALSOKは近年、配当金を増やしています。
2022年3月期の年間配当16.40円から、2027年3月期には33円が予想されており、長期的に見ると配当水準は大きく上昇しています。(ALSOK(アルソック))
「株主優待はないけれど、配当金をもらいながら長期保有したい」
という投資家にとっては注目しやすい銘柄です。
ALSOKの株を買うメリット③ 業績が拡大している
2026年3月期は売上高5,970億円、営業利益469億円まで成長しています。(ALSOK(アルソック))
さらに2027年3月期も増収増益が予想されています。(Yahoo!ファイナンス)
株価だけを見ると分かりにくいですが、
売上高が伸びる→利益が増える→配当を増やす余力が生まれる
という好循環が続くかどうかが、長期投資では重要です。
ALSOK株の注意点
もちろん、ALSOKにもリスクがあります。
まず、株主優待がないことです。
「株主優待を楽しみながら投資したい」という人には物足りないかもしれません。
また、ALSOKは人材を多く必要とするビジネスでもあります。
人件費の上昇や人材不足が続けば、利益率に影響する可能性があります。
さらに、株価は常に上昇するわけではありません。
2026年の年初来高値は1,335円、年初来安値は1,046円となっており、同じ年でも株価には大きな値幅があります。(みんかぶ)
したがって、
「ALSOKは安定企業だから株価も絶対に安定している」
とは考えないことが大切です。
ALSOK株は初心者におすすめ?
ALSOKは、初心者が長期投資を考える際に比較的チェックしやすい銘柄の一つでしょう。
理由は、
①身近で事業内容が分かりやすい
②社会に必要なサービスを提供している
③売上高が長期的に増加している
④配当金が増加傾向
⑤10万円台から100株投資を検討できる
という点です。
一方で、株主優待がないため、「優待目的」で株を買う銘柄ではありません。
ALSOK株を100株買った場合の簡単シミュレーション
仮に株価1,200円で100株購入したとします。
購入金額は、
1,200円×100株=120,000円
です。
2027年3月期の配当予想33円が実現した場合、
年間配当3,300円
となります。
単純計算した配当利回りは、
3,300円÷120,000円=約2.75%
です。
ただし、これは税引前の数字であり、株価が変動すれば利回りも変わります。
例えば株価が1,000円なら、同じ33円配当でも利回りは3.3%になります。
逆に株価が1,500円なら、利回りは2.2%です。
このように、配当金だけではなく購入価格も重要です。
ALSOKは「配当+成長」を狙える銘柄
ALSOK株を考えるうえで重要なのは、単純な高配当株ではないということです。
2027年3月期の年間配当は33円が予想されていますが、配当利回りだけを見れば「超高配当株」とはいえません。
しかし、
業績成長+増配+株価上昇
という3つを狙える可能性がある点がALSOKの魅力です。
会社の業績が伸びて利益が増えれば、将来的な増配や企業価値の上昇につながる可能性があります。
もちろん、将来の株価や配当金を保証するものではありません。
まとめ|ALSOK(2331)は長期保有を検討しやすい警備関連株
今回はALSOK(2331)について詳しく紹介しました。
ALSOKは、日本を代表する警備会社の一つであり、ホームセキュリティから法人向け警備、現金輸送、防災、情報セキュリティなど、幅広い事業を展開しています。
2026年3月期は売上高約5,970億円、営業利益約469億円を達成し、2027年3月期も売上高6,375億円、営業利益557億円を会社側が予想しています。(ALSOK(アルソック))
株価は2026年9月9日に1,200円前後で推移しており、100株なら約12万円から投資を検討できます。(みんかぶ)
配当については、2026年3月期の29.20円から、2027年3月期は33円への増配が予定されています。(ALSOK(アルソック))
一方、株主優待は現在実施されていません。(ALSOK(アルソック))
そのためALSOKは、
「株主優待よりも配当金を重視したい」
「身近で分かりやすい事業を行う会社に投資したい」
「長期的な業績成長と増配に期待したい」
という投資家がチェックしやすい銘柄と言えるでしょう。
ただし、株価は企業業績だけでなく、金利、景気、株式市場全体の動向などによって変動します。
投資をする際は、配当利回りだけで判断せず、業績・財務状況・株価水準・今後の成長性を総合的に確認することが大切です。
※本記事は情報提供を目的としたもので、特定の株式の売買を推奨するものではありません。株式投資には元本割れのリスクがあります。
