INPEX(1605)を徹底解説!株価・配当金・株主優待・将来性を初心者向けに紹介

「INPEXってどんな会社?」

「石油会社だから原油価格が上がれば儲かるの?」

「配当金や株主優待はある?」

「今の株価で投資する価値はある?」

このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。

INPEX(証券コード:1605)は、日本を代表するエネルギー開発会社です。石油や天然ガスの探鉱・開発・生産・販売を世界各地で手掛けており、特にオーストラリアの「イクシスLNGプロジェクト」は同社の収益を支える重要な事業となっています。

さらに、INPEXは単なる「石油株」ではありません。LNG、CCS、水素、再生可能エネルギーなど、将来のエネルギー分野にも事業を広げています。

この記事では、INPEXの基本情報から現在の株価、配当金、株主優待、業績、将来性、投資する際の注意点まで、初心者にも分かりやすく解説します。

※株価などは2026年9月8日時点、会社情報は最新の公開資料を基準にしています。


INPEXとは?初心者向けに簡単に解説

INPEXは、石油・天然ガスなどのエネルギー資源を探し、開発し、生産・販売する会社です。

2006年4月3日に設立され、東京証券取引所プライム市場に上場しています。

会社概要は以下の通りです。

項目内容
会社名株式会社INPEX
証券コード1605
市場東証プライム
設立2006年4月3日
決算期12月
単元株100株
資本金約2,908億円
連結従業員数3,720人
主な事業石油・天然ガス・低炭素エネルギーなど

INPEXは日本最大規模のエネルギー開発企業であり、石油・天然ガス事業に加えて、CCSや水素などの低炭素分野にも取り組んでいます。(株式会社INPEX⁠Attachment.png)

つまり、INPEXを一言で表すなら、

「日本を代表する総合エネルギー開発会社」

と考えると分かりやすいでしょう。


INPEXの現在の株価は?

2026年9月8日の終値は、3,832円でした。

100株単位で購入する場合、単純計算で、

3,832円×100株=383,200円

が最低購入金額の目安になります。

株価は日々変動しますが、2026年9月に入ってからは4,000円を超える場面もあった一方、9月8日は3,832円で取引を終えています。(Investing.com 日本⁠Attachment.png)

INPEXは比較的時価総額の大きい大型株で、個人投資家だけでなく機関投資家からも注目されやすい銘柄です。

ただし、INPEXの株価を見るときには、一般的な企業とは少し違った視点が必要です。

それが、

原油価格・天然ガス価格・為替

です。


INPEXはなぜ原油価格に影響されるの?

INPEXの収益を考えるうえで重要なのが原油価格です。

基本的には、原油や天然ガスの販売価格が高くなれば、INPEXの収益にプラスの影響を与えやすくなります。

逆に、原油価格が大きく下落すると、利益が減少する可能性があります。

また、INPEXは海外で事業を行っているため、為替も重要です。

例えば、海外で得たドルベースの収益を日本円に換算する場合、円安になると円換算の収益が大きくなりやすくなります。

そのためINPEXは、

「原油価格+天然ガス価格+為替」

の3つをチェックすることが非常に重要な銘柄です。

INPEXの主力事業「イクシスLNG」

INPEXを語るうえで欠かせないのが、オーストラリアのイクシスLNGプロジェクトです。

LNGとは「液化天然ガス」のことで、天然ガスを冷却して液体にしたものです。

天然ガスは石炭や石油と比較して二酸化炭素排出量が少ないため、エネルギー転換の過程でも重要な役割を担うと期待されています。

イクシスはINPEXの収益基盤として非常に重要なプロジェクトです。

2026年上期についても、INPEXはイクシスプロジェクトの堅調な生産状況を通期業績予想の修正理由の一つとして挙げています。(株式会社INPEX⁠Attachment.png)

つまり、INPEXに投資するなら、

「イクシスが安定して生産できているか」

という点は必ず確認しておきたいポイントです。


2026年のINPEX業績は?

2026年8月7日に発表された2026年12月期第2四半期決算では、上期の売上収益は1兆4億円となりました。

前年同期と比べると4.6%減少しています。

一方で、天然ガスの売上収益は前年同期比8.2%増の2,719億円となっています。(株式会社INPEX⁠Attachment.png)

さらに重要なのが、通期業績予想の上方修正です。

2026年12月期の会社予想は、

  • 売上収益:1兆9,730億円
  • 営業利益:1兆2,230億円
  • 税引前利益:1兆2,780億円
  • 親会社所有者帰属利益:5,100億円

となっています。(株式会社INPEX⁠Attachment.png)

当初予想から最終利益が大きく上方修正された点は、投資家にとって注目材料です。


INPEXの配当金は?

INPEXの大きな魅力の一つが配当金です。

2025年12月期の年間配当は1株100円でした。

そして2026年12月期については、年間112円が予定されています。

内訳は、

  • 中間配当:56円
  • 期末配当予想:56円
  • 年間配当:112円

です。(株式会社INPEX⁠Attachment.png)

2025年の100円から112円へ増配予定となっており、配当金を重視する投資家から注目されています。

INPEXは2025~2027年の中期経営計画において、

「1株当たり年間90円を起点とする累進配当」

を基本方針として掲げています。

さらに、配当だけでなく自己株式取得も含めて、総還元性向50%以上を目指しています。(株式会社INPEX⁠Attachment.png)


INPEXの配当金をシミュレーション

2026年の年間配当112円がそのまま支払われたと仮定して計算してみましょう。

100株の場合

112円×100株=11,200円

400株の場合

112円×400株=44,800円

800株の場合

112円×800株=89,600円

つまり、100株でも年間1万円を超える配当金が期待できます。

ただし、配当金には税金がかかるため、実際の手取り額はこれより少なくなります。

また、将来の配当金が112円になることを保証するものではありません。

INPEXには株主優待もある!

INPEXには株主優待制度があります。

ここは初心者が注意したいポイントです。

INPEXの株主優待は100株ではもらえません。

毎年12月31日時点で、400株以上を1年以上継続保有することが基本条件です。(株式会社INPEX⁠Attachment.png)

優待内容はオリジナルデザインのQUOカードです。

代表的な内容は以下の通りです。

保有株数1年以上2年以上3年以上
400株1,000円2,000円3,000円
800株2,000円5,000円8,000円

さらに、800株以上を保有し、8年間の長期保有条件を満たした場合には、1回限りのオリジナル記念品も用意されています。(株式会社INPEX⁠Attachment.png)

つまりINPEXは、

「配当金+長期保有でQUOカード」

という株主還元が魅力の銘柄です。


400株投資するとどのくらい?

2026年9月8日の株価3,832円で計算してみましょう。

3,832円×400株=1,532,800円

約153万円の投資資金が必要になります。

年間配当112円なら、

112円×400株=44,800円

となります。

さらに1年以上保有すればQUOカード1,000円分も期待できます。

ただし、優待目的だけで400株を購入するのはおすすめできません。

約153万円の投資に対してQUOカード1,000円なので、優待利回りそのものは高くないからです。

INPEXの場合は、

「配当・企業成長をメインに考え、優待はおまけ」

という考え方が向いています。


INPEXの魅力① 高い株主還元

INPEXの最大の魅力の一つが株主還元です。

2025年12月期には年間配当100円を実施し、さらに自己株式取得も行いました。

2026年については、自己株式取得額として最大1,400億円を決定しており、配当と合わせた株主還元総額は2,703億円となる見込みです。(株式会社INPEX⁠Attachment.png)

配当だけではなく、自社株買いによって株主に利益を還元する姿勢が強い点は評価ポイントです。


INPEXの魅力② 将来の成長プロジェクト

INPEXは現在の石油・天然ガス事業だけを続ける会社ではありません。

将来的には、

  • LNG
  • CCS
  • 水素
  • アンモニア
  • 再生可能エネルギー
  • 電力

などにも事業領域を広げています。(株式会社INPEX⁠Attachment.png)

特に注目したいのが、インドネシアで進めているアバディLNGプロジェクトです。

イクシスに続く成長の柱として期待されており、2030年代の成長につながる重要なプロジェクトとなっています。(株式会社INPEX⁠Attachment.png)


INPEXの注意点① 原油価格が下落すると業績悪化も

INPEX最大のリスクともいえるのが、原油価格です。

原油価格が大きく下落すれば、INPEXの収益環境も悪化する可能性があります。

そのため、INPEXは景気だけではなく、

OPECの政策、世界経済、中国の需要、中東情勢、ロシア・ウクライナ情勢など

さまざまな要因に株価が影響されます。

「配当が高いから絶対に安心」という銘柄ではありません。


INPEXの注意点② 為替にも左右される

INPEXは海外事業の比率が高いため、為替も重要です。

円安がプラスに働く場面がある一方、為替変動によって業績予想が変化する可能性があります。

特にINPEXのようなグローバル企業では、

原油価格+為替

をセットで確認することが重要です。


INPEXの今後の株価はどうなる?

INPEXの株価を考えるうえで重要なのは、

①原油価格
②天然ガス価格
③為替
④イクシスの生産状況
⑤アバディLNGなど新規プロジェクト
⑥株主還元

です。

現在のINPEXは、単純な「石油株」というより、

高いキャッシュ創出力を持つエネルギー企業+将来のLNG・低炭素事業への成長投資

という見方ができます。

2026年8月の決算では通期利益予想が5,100億円へ上方修正され、年間配当も112円へ引き上げられました。さらに1,400億円規模の自己株式取得も決定されています。(株式会社INPEX⁠Attachment.png)

このため、株主還元を重視する投資家にとってはチェックしておきたい銘柄と言えるでしょう。


INPEXはどんな人におすすめ?

INPEXは、特に次のような投資家と相性が良いでしょう。

配当金を重視する人

年間112円の配当予想があり、配当収入を狙いやすい銘柄です。

長期投資をしたい人

累進配当を掲げているため、長期的な株主還元に期待する人に向いています。

エネルギー株に投資したい人

原油・天然ガスという世界経済に欠かせない資源を扱うため、エネルギー関連株への投資を考えている人には代表的な選択肢の一つです。

株主優待も欲しい人

400株以上を1年以上保有することでQUOカードがもらえるため、長期保有を前提にする人にはメリットがあります。


まとめ|INPEXは「配当+エネルギー成長」に注目したい大型株

INPEX(1605)は、日本を代表するエネルギー開発企業です。

2026年9月8日の株価は3,832円。

2026年12月期の年間配当は112円が予定されており、100株なら年間11,200円、400株なら年間44,800円の配当金が計算上期待できます。

さらに400株以上を1年以上継続保有するとQUOカードももらえます。

そしてINPEXの魅力は配当だけではありません。

オーストラリアのイクシスLNGを中心とした安定した収益基盤に加えて、インドネシアのアバディLNG、CCS、水素、再生可能エネルギーなど、将来に向けた事業にも取り組んでいます。

一方で、原油価格・天然ガス価格・為替などによって業績が大きく変動する可能性がある点には注意が必要です。

INPEXを検討するなら、

「配当利回りだけを見る」のではなく、「原油価格・業績・株主還元・将来の成長プロジェクト」をまとめて確認する

ことが重要です。

特に2026年は、年間配当112円への増配と1,400億円の自己株式取得が予定されているため、株主還元という観点からも注目度の高い1年になっています。(株式会社INPEX⁠Attachment.png)

「安定した配当を受け取りながら、世界のエネルギー需要の成長にも投資したい」という初心者にとって、INPEXは覚えておきたい日本株の一つでしょう。

※本記事は投資判断を推奨するものではありません。株価・配当・業績・株主優待の内容は変更される可能性があります。投資を行う際は最新のIR資料などを確認し、ご自身の判断で行ってください。

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